「光合成」と「呼吸」の違いとは?分かりやすく解釈

「光合成」と「呼吸」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「光合成」「呼吸」の違いを分かりやすく説明していきます。

「光合成」とは?

緑色植物が光のエネルギーを用いて、二酸化炭素と水から炭水化物を作り出すことです。

その際に酸素を放出します。

人間は植物などを食べて栄養素やエネルギーを摂取しています。

では、その植物は何から栄養やエネルギーを得ているのかというと、光のエネルギーと二酸化炭素や水です。

人間が日光を浴びても体を動かすエネルギーを作り出すことはできませんが、緑色植物は光のエネルギーを利用して炭水化物を作り出すことができます。

その際に二酸化炭素と水を使用します。

二酸化炭素は葉にある気孔という部分から取り入れています。

肉眼ではわかりにくいですが、唇のような形をした小さな穴がいくつもあります。

水は根や葉から吸収をしています。

この植物の活動の際に酸素が放出されます。

炭水化物を作り出す過程で発生するもので、植物にとっては不要なものなので放出されています。

人間も含めた動物は、酸素を吸ってエネルギーを作り出しています。

植物がなければ酸素が少なくなってしまい、生物が生きていくことが困難になってしまうことでしょう。


「光合成」の使い方

緑色植物が行っている活動を指して使用する言葉です。

光のエネルギーと二酸化炭素、水を使って炭水化物を作り出すことをいいます。


「呼吸」とは?

息を吸ったり吐いたりすることです。

また、生物が生命を維持するために必要なエネルギーを得るために、酸素を取り込んで養分を分解し、その際に発生する二酸化炭素を排出することです。

人間は普段これを行っています。

口や鼻から空気を吸い込むと酸素が体内に取り込まれます。

意識をして行っていませんが、取り込んだ酸素を使って生命維持に必要なエネルギーが作られています。

そして、その際に発生する二酸化炭素は要らないものなので、口や鼻から吐き出されます。

植物もこの活動を行っています。

光のエネルギーがない夜間には、植物は酸素を取り込んで二酸化炭素を放出しています。

昼間、光が当たっているときもこの活動を行っているのですが、放出する二酸化炭素よりも放出する酸素の量の方が多いです。

「呼吸」の使い方

息を吸ったり吐いたりすることや、酸素を取り込んで養分を分解して必要なエネルギーを得て、二酸化炭素を排出することを指していいます。

「光合成」と「呼吸」の違い

何を取り込んで、何を排出するのかが異なります。

前者は二酸化炭素を取り込んで、酸素を放出します。

後者は酸素を取り込んで、二酸化炭素を排出します。

「光合成」の例文

・『光合成を行っている』
・『光合成量を調べる』
・『光合成の速度を調べる』
・『光合成を盛んに行う』

「呼吸」の例文

・『呼吸が苦しい』
・『呼吸が楽にできる』
・『呼吸が浅い』
・『呼吸が深い』

まとめ

どちらもエネルギーを作り出す際の活動ですが、何を取り込んで、何を排出するのかが異なります。