この記事では、「外来語」と「和製英語」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「外来語」とは?
「外来語」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「外来語」は「がいらいご」と読みます。
「外来語」は、「日本語における借用語のうち、漢語とそれ以前の借用語を除いたもの」という意味があります。
「借用語」には、ほかの言語から取り入れられた語彙のことという意味があります。
主に、西洋諸国から借用した言葉で、カタカナで表記することが多い言葉を、「外来語」と呼びます。
もともと、日本の言葉の多くは、中国由来の言葉が多く、広い意味で「外来語」と言えるのですが、平安時代以前までさかのぼるような、借用の時期が長い言葉は、「外来語」には含みません。
また、「タバコ」のように、16世紀に日本に上陸したポルトガル語は、あまりにも定着しているため「外来語」とは呼ばないことが多くなっています。
ほとんどの場合、明治以降に、欧米から入ってきた言葉を借用したものを、「外来語」と呼ぶようになっています。
「和製英語」とは?
「和製英語」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「和製英語」は「わせいえいご」と読みます。
「和製英語」は「和製外来語の一つで、日本で日本人により作られた、英語に似せた言葉」という意味があります。
例えば、野球用語は明治時代にアメリカから日本にきた「外来語」ですが、アメリカの言葉をそのまま使わず、日本風にアレンジして使っているため、「和製英語」と呼ばれます。
例えば「四球」を意味する「フォアボール」は「four ball」と表記すると、英語のように見えます。
しかし、このような英語はなく、アメリカでは「walk」、または「base on balls」と呼びます。
もしも、「四球」を「walk」としたのなら、「外来語」となりますが、日本風に、「four ball」と英語風にアレンジしているため、これは「和製英語」となります。
また広い意味で「和製英語」は、英語ではなく、日本語になります。
「外来語」と「和製英語」の違い
「外来語」と「和製英語」の違いを、分かりやすく解説します。
「外来語」は、「日本語における借用語のうち、漢語とそれ以前の借用語を除いたもの」という意味があります。
イ峰で「和製英語」は「和製外来語の一つで、日本で日本人により作られた、英語に似せた言葉」という意味があります。
このように、明治時代以降、日本語のように使われている欧米の言葉は「外来語」と呼ぶのに対して、日本風にアレンジした言葉を「和製英語」と呼びます。
また「外来語」は英語に限らず、ドイツ語、ポルトガル語、フランス語などがあるのに対して、「和製英語」は、英語のみを指すという違いもあります。
まとめ
「外来語」と「和製英語」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。