この記事では、「黄色の数の子」と「無漂白数の子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「黄色の数の子」とは?
やや濃い黄色の場合は漂白をしていない数の子、均一に黄色いものは漂白をしている数の子です。
数の子はニシンの卵巣を塩漬けや乾燥にした食品のことです。
自然のものなので、ひとつひとつ色が異なります。
製品として販売する場合、すべて同じ状態であることが望ましいです。
たとえば、野菜の場合だと同じ大きさの野菜なら扱いやすく、スーパーで売るときに便利です。
また、見た目が異なると選り好みされてしまうこともあり、一部のものが売れ残ってしまいます。
全て同じにすれば、選り好みされる心配がありません。
色が違う数の子が混ざっていると、傷んでいるなど思われてしまう心配があります。
また、見た目が美しくありません。
均一な色をしているものは過酸化水素を使って漂白をしています。
これによって均一な色になります。
そのため、パックに並んでいる数の子はどれも同じ色です。
見た目は美しくなるのですが、味は落ちてしまいます。
見た目を重視したいときには役立ち、お正月や結婚などの祝い事に用いられます。
これは塩漬けしているものなら、塩抜きをして食べます。
ボウルに水と塩を入れて塩水を作り、そこに数の子を4時間ほど浸けておきます。
一度ボウルの水を捨てて、新たな塩水を作り、また数の子を4時間ほど浸けます。
同じことをもう一度行うと塩抜きができます。
「黄色の数の子」の言葉の使い方
均一な黄色をしているものは漂白されたものです。
これを指してこの言葉を使うことがあります。
「無漂白数の子」とは?
漂白をしていない数の子のことです。
漂白のための過酸化水素は使用していません。
数の子はひとつひとつ色が違います。
漂白をしないと、ひとつひとつの違いがわかります。
また、表面に茶色っぽいものが付着していることがあります。
これは血の成分です。
血の成分を取り除かずに塩漬けをすると茶色っぽいものが残ることがあります。
食べても問題ありません。
漂白をしないとすべて同じ色にできないため、こういったものが目につくことがあります。
塩漬けされているものなら塩抜きをしてから食べます。
数の子そのものの味を感じられるという声もありますが、味は産地などにもよります。
そのまま食べることもあれば、調理をしてもおいしく食べることができます。
これを使用した料理には、和え物、揚げ物、土佐漬けなどがあります。
「無漂白数の子」の言葉の使い方
漂白をしていない数の子を指して使用する言葉です。
色が均一でないものは、これにあたる可能性が高いです。
「黄色の数の子」と「無漂白数の子」の違い
漂白をしている、していないの違いがあります。
漂白をすると色が均一になり、していないと色が不均一です。
まとめ
数の子は天然のものなので、ひとつひとつ色が異なります。
漂白の有無によって色が変わってきます。