この記事では、「パン粉」と「小麦粉」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「パン粉」とは?
「パン粉」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「パン粉」は「ぱんこ」と読みます。
「パン粉」は「パンを細かく砕いて粉状にしたもので、フライの衣や、ひき肉料理のつなぎなどに用いるもの」という意味があります。
「パン粉」は「乾燥したパンやクラッカーなどを細かく砕いて作るタイプ」があり、こちらはヨーロッパで伝統的に使用されている「パン粉」になります。
また「乾燥していないパンを、粉状にして作るタイプ」の「パン粉」があり、こちらは「生パン粉」と呼ばれ、日本では食パンを利用して、「生パン粉」が普及しました。
さらに、「生パン粉」を乾燥させて作るタイプの「パン粉」もあります。
スーパーなどで購入できる「パン粉」は、こちらのタイプになります。
そもそも、残り物の堅くなってしまったパンを再利用するために生まれたのが「パン粉」と考えられています。
「パン粉」を使った代表的な料理に、とんかつやコロッケ、エビフライ、串揚げなどの揚げ物があります。
また「パン粉」には「パン製造の原料用の小麦粉」という意味があります。
「小麦粉」とは?
「小麦粉」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「小麦粉」は「こむぎこ」と読みます。
「小麦粉」は、「小麦をひいて、粉にしたもので、パンやうどん、菓子などの原料のこと」という意味があります。
「小麦粉」は、このようにパンやパスタ類、ケーキなどの材料になる、欠かせない食材の一つとなります。
「小麦粉」の歴史は古く、古代エジプト時代までさかのぼるとされています。
「小麦粉」は、「強力粉」「中力粉」「薄力粉」など、グルテンの含有量などによって分けられていて、パンや麺は「強力粉」を使い、うどんやお好み焼きは「中力粉」を、菓子やてんぷらには「薄力粉」を使います。
「パン粉」と「小麦粉」の違い
「パン粉」と「小麦粉」の違いを、分かりやすく解説します。
「パン粉」は「パンを細かく砕いて粉状にしたもので、フライの衣や、ひき肉料理のつなぎなどに用いるもの」という意味があります。
一方で「小麦粉」は、「小麦をひいて、粉にしたもので、パンやうどん、菓子などの原料のこと」という意味があります。
このように、「パン粉」は、「小麦粉」から作ったパンを原料にした粉になります。
そのため、小麦をひいて作ったのが「小麦粉」なのに対して、「小麦粉」からパンを作り、さらに粉砕したものを「パン粉」と呼ぶという違いがあります。
また「パン粉」は、揚げ物の衣として使うのに対して、「小麦粉」はうどんやパスタ、パンなどを作るために使うという違いがあります。
まとめ
「パン粉」と「小麦粉」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、料理を作る時に、どの粉を買うべきかがわかるようになるかもしれません。