この記事では、「コアコンピタンス」と「ケイパビリティ」の違いを分かりやすく説明していきます。
明日の仕事に役立てていきましょう。
「コアコンピタンス」とは?
コアコンピタンスとは、企業の得意分野のこと。
ここだけは譲れないという、その企業ならではの技術や特色をあらわします。
時代がどんなに変わっても、消し去ることはできない強い武器をいいます。
言いかえるとメーカーとしての基礎、核となっている部分です。
コアコンピタンスを見つけるメリットは、これからの時代を生き抜く、勇ましい企業力を養えるということです。
技術やスタイルを確立できれば、競合他社に有無を言わせない圧倒的なブランド力をつくっていけます。
またユーザーにとっても魅力的なサービスを提供していけるので、企業の商品がより売れるようになり利益も上がっていきます。
メーカーにとっても嬉しく、顧客にとっても喜ばしいもの、ウィンウィンの関係がつくれるのがコアコンピタンスです。
「ケイパビリティ」とは?
ケイパビリティとは、企業の全体的な戦略のこと。
組織としての能力や、前に進んでいくための原動力をあらわします。
企業としてどのような方向を見ているのか、またその夢を実現させるためにどんなアクションに手をつけていくのか、考えていくのがケイパビリティの大切なステップになります。
例えばフェイスブックという企業は、時代の変革にそなえて、社名をメタに変えました。
これは仮想空間にまつわる産業がこれからどんどん流行っていくと、組織全体で考えて行動したからです。
ケイパビリティは企業が生き残っていくためのサバイバル術とも考えられます。
そのため世の中の変化にあわせて適格に企業の立ち位置を探していき、正しく戦略をねっていくのが重要になります。
「コアコンピタンス」と「ケイパビリティ」の違い
どちらもビジネスにおいて、欠かせない概念です。
「コアコンピタンス」と「ケイパビリティ」の違いを、分かりやすく解説します。
・ケイパビリティの内側にある、コアコンピタンス
「コアコンピタンス」と「ケイパビリティ」はとても似ているコンセプトです。
ただその内容が少しずつ異なっています。
まずコアコンピタンスは、企業の核となっている技術力です。
これまで培ってきた、開発力やテクノロジーをさします。
そしてケイパビリティは組織としての戦略、企業としての作戦をあらわします。
つまりケイパビリティの中にある、細かな技術力がコアコンピタンスになります。
コアコンピタンスは中核をあらわすもので、顧客に喜んでもらえるサービスやその企業ならではのオリジナリティを指します。
コアコンピタンスとケイパビリティは切っても切れない、密接な関係になっています。
まとめ
「コアコンピタンス」と「ケイパビリティ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
「コアコンピタンス」とは企業の核となる、技術や強みのこと。
ケイパビリティは企業の戦略や、組織としての統制力をあらわします。
時代を生き残るヒントを見つけていきましょう。