「通商」と「貿易」の違いとは?分かりやすく解釈

「通商」と「貿易」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「通商」「貿易」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「通商」とは?

「通商」「つうしょう」と読みます。

「通商」は、「外国と商取引をすること。

交易や貿易」
という意味があります。

ちなみに「商取引(しょうとりひき)」には、「商売上の売買の行為」という意味があります。

「貿易」には、「国際間の商品の取引のこと。

輸出と輸入の総称」
という意味があり、また「交易(こうえき)」には、「互いに品物の交換や売買をすること」という意味があります。

そのため、宝石と絹織物を交換するような取引は「交易」に含まれることになります。

このように、「通商」は、外国との商品の取引を意味する言葉で、輸出や輸入はもちろん、物々交換も含む言葉となります。

例えば、「通商航海条約」という言葉がありますが、国家間の商品取引活動を円滑にするために、「通商」や航海に関して結ばれる条約のことを言います。

1958年には、日本とアメリカ合衆国による、「日米修好通商条約」が結ばれて、「通商」についての条約も取り決められています。


「貿易」とは?

「貿易」「ぼうえき」と読みます。

「貿易」「国際間の商品の取引のこと。

輸出と輸入の総称」
という意味があります。

「輸出(ゆしゅつ)」は、「商品を外国に対して送り出す取引」という意味があり、例えば、日本から自動車を、アメリカなどの外国に送り出す取引のことを指します。

また「輸入(ゆにゅう)」は、「商品を外国から導入する取引」を意味します。

例えば、アメリカから牛肉を導入する取引のことを、「輸入」と呼びます。

このように、商品を外国に対して送り出したり、導入する取引のことを、「貿易」と呼びます。

「貿易」によって、自国では作れない農作物を手に入れることができたり、自国の技術では作れない最先端技術が使われた商品を手に入れることができます。

また、自国が得意とする技術を使った商品や、資源を外国に売ることによって、外貨を稼ぐことができます。


「通商」と「貿易」の違い

「通商」「貿易」の違いを、分かりやすく解説します。

「通商」は、「外国と商取引をすること。

交易や貿易」
という意味があります。

一方「貿易」「国際間の商品の取引のこと。

輸出と輸入の総称」
という意味があります。

「通商」の中に、「貿易」が含まれているため、「通商」の一部が「貿易」があると定義でき、また、「貿易」「交易」を足したものが、「通商」と定義することもできます。

このように、「貿易」は国際間の商品の取引を指し、「通商」は、「貿易」に加えて、物々交換も含む「交易」を加えた言葉という違いがあります。

まとめ

「通商」「貿易」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

「通商」「貿易」に加えて、「交易」を加えた言葉だと覚えておくことで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。