「体積」と「質量」の違いとは?分かりやすく解釈

「体積」と「質量」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「体積」「質量」の違いを分かりやすく説明していきます。

「体積」とは?

体積とは、たいせきという読み方をすべき言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、一定の形や働きを有する存在やからだといった意味の体の文字に、つむ事やつもる事といった意味がある積の文字を加える事で誕生した言葉となっています。

以上の事から体積は、立体が空間に占める大きさという意味を表すのです。


「体積」の言葉の使い方

体積は、物体が3次元の空間の中でどれだけの場所を占めるのかという度合いを表現する言葉となっています。

ある立体の物が空間の中で占めるであろう割合を、数字で表す事に対してこの体積という言葉が使われるのです。

ただし日常会話の中で頻繁に登場する様な言葉ではなく、算数や数学といった勉強を行う際に見聞きする事が多い言葉となっています。


「質量」とは?

質量とは、しつりょうという読み方をする言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、物体を成り立たせている中身といった意味を持っている質の漢字に、大小といった程度やはかる事で得られる軽重といった意味を有する量の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ質量は、物の慣性の大きさを表す量とか重量を生み出す原因となる量といった意味を示すのです。

「質量」の言葉の使い方

質量は、物体に対する動かし難さの度合いの量に対して用いられる言葉となっています。

その様な意味から、よりシンプルに物の重さや重量といった意味にもこの言葉が使用されていたりするのです。

とはいえ質量は物の動かし難さという観点で使うべき言葉であるため慣性が基準であり、重力の大きさにより変化する重さとは違い、宇宙でも変化しない点は理解しておく必要があります。

「体積」と「質量」の違い

体積と質量の文字表記を並べて見比べても、使用されている漢字は全然違っている上に、読み方も特に似ている所は見られません。

所が2つの言葉は共に、物が持つ量を示すためにいざ使い分けを意識すると混同してしまう人は珍しくなかったりします。

とはいえ使用している文字が違う事により、表す意味合いにも明らかな違いを見付ける事が可能です。

まず体積は、ある物体が3次元の空間の中でどの程度の場所を占めるのかというのを表す割合に使われる言葉となっています。

一方の質量は、物体の動き難さという慣性の大きさの度合いを示す言葉です。

まとめ

2つの言葉には、共通する漢字はなく読み方も似てはいませんが、どちらも物体が所有している量を表す言葉として、使用されています。

ですが使われている文字の違いにより、示す意味に関しては相違点を見出す事は可能です。

ちなみに体積は、立体の物体が3次元の空間の中で占める大きさやその割合といった意味を表す言葉となっています。

対する質量は、物体の動かし難さに繋がる慣性の度合いを表現する言葉として用いられているのです。