この記事では、「横隔膜呼吸」と「口呼吸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「横隔膜呼吸」とは?
「横隔膜呼吸」は「おうかくまくこきゅう」と読みます。
意味は、「肺に入れた空気を、お腹付近にある横隔膜まで深く下げて呼吸すること」です。
「横隔膜呼吸」の言葉の使い方
「横隔膜呼吸」という言葉は辞書には載っていません。
一般的には「腹式呼吸」と言います。
人の呼吸の仕方には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の2つがあります。
「胸式呼吸」は「肺部分でのみする浅い呼吸」です。
「腹式呼吸」は、肺に入れた空気を「横隔膜」というお腹にある筋肉部分まで下げてする深い呼吸です。
自律神経に影響を与え、呼吸を整えたりリラックス効果があります。
「口呼吸」とは?
「口呼吸」は「くちこきゅう」と読みます。
意味は「呼吸する際に、口で空気を吸ったり吐いたりすること」です。
「口呼吸」の言葉の使い方
「口呼吸」は、呼吸する際に、口を開けて空気を吸ったり吐いたりすることを言います。
人が酸素を取り入れる為には空気を吸う必要があり、「鼻呼吸」と「口呼吸」の2つがあります。
「鼻呼吸」は「鼻から空気を吸ったり吐いたりすること」で、鼻の粘膜でウィルスの侵入を防ぐ効果があります。
「口呼吸」は「口から空気を吸ったり吐いたりすること」で、喉に直接空気が入ることからウィルスが侵入し易く、声を痛め易いというデメリットがあります。
「横隔膜呼吸」と「口呼吸」の違い
「横隔膜呼吸」は「肺に入れた空気を、お腹付近にある横隔膜まで深く下げて呼吸すること、腹式呼吸」です。
「口呼吸」は「呼吸する際に、口で空気を吸ったり吐いたりすること」です。
「横隔膜呼吸」の例文
「横隔膜呼吸」の例文は以下の通りです。
・『歌を歌う時には横隔膜呼吸にすると声が出る』
・『ヨガで横隔膜呼吸を学ぶ』
・『横隔膜呼吸すると気持ちが落ち着く』
「口呼吸」の例文
「口呼吸」の例文は以下の通りです。
・『鼻がつまって口呼吸になる』
・『若い人に口呼吸が多い』
・『寝ている時に口呼吸するので喉が痛い』
まとめ
今回は「横隔膜呼吸」と「口呼吸」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。