「ブルーオーシャン」と「ニッチ」と「マイナー」の違いとは?分かりやすく解釈

「ブルーオーシャン」と「ニッチ」と「マイナー」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ブルーオーシャン」「ニッチ」「マイナー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ブルーオーシャン」とは?

競争相手がいない全く新たな市場という意味で使われており、今まで誰も思いつかなかったアイデアが要されるため、実例も少なくなっています。

スマートフォンは普及前後の多機能携帯電話があり、インターネットに関してはキャプテンシステムなど黎明期に様々な方向性を目指した商品があったため、ブルーオーシャンとは言い難いものがあります。

ゲーム機では性能競争から、コントローラーの革新により体感するゲームへと進めたWiiがブルーオーシャンの一例とされています。

なお、据え置きゲーム機で画面を持つというアイデアのwiiUもブルーオーシャンと言える部分はあるのですが、販売的には成功に至りませんでした。

ブルーオーシャンの難しい点として数年後に後追いが入ってきた場合ブルーオーシャンではなくなるということがあり、よく言えば定番になるとも言えるでしょう。


「ニッチ」とは?

凹みや隙間などの意味合いがあり、ビジネスにおいては商品同士の隙間を狙うという意味合いがあります。

1994年時点でのホンダ・オデッセイはワンボックスカーとセダンの利点を持ち、ニッチ市場の成功者と言われていました。

ニッチ市場を狙うものはいいとこ取りではあるものの、中途半端に見えてしまうことがあり、市場自体の寿命が長くないものもあり、ホンダ・オデッセイが開祖と言える低全高のミニバンの市場は2013年頃にはほぼ途絶えてしまっています。

身近なところではインターネットが出来るタブレットもニッチ商品と言えるでしょう。

また、テレビと一体化したパソコンもニッチ商品の枠と言えますが、途絶えつつあるジャンルです。


「マイナー」とは

あまり有名ではないこと、重要・有名などといった意味を持つメジャーの対義語になっています。

市場においては販売数は少ないもののファンを作るための製品などがマイナーな製品の枠に入ると言え、トヨタのGR86などは販売台数的にはそう多くない車ですが、トヨタというメーカーの魅力を大きく増加させる効果があります。

また、マイナーな製品がメジャーな製品になるというケースも稀にあると言えますが、逆のケースはより多いと言えます。

「ブルーオーシャン」と「ニッチ」と「マイナー」の違い

ブルーオーシャンとニッチとマイナーはどれも市場での立ち位置という意味合いがあり、成功しているという意味合いまではありません。

ブルーオーシャンは誰も手を付けていない市場という意味で斬新さが強く、ニッチはこの中では次いで斬新であるケースが見られます。

マイナーは不人気などの意味合いがあり、特に斬新である必要はありませんが、燃料電池車などはマイナーな存在でありながら最先端のものと言えます。

まとめ

ブルーオーシャンとニッチは時代が進むほど新たに市場が生み出されることが難しくなっていますが、マイナーは企業体力さえあれば生き残っていけるジャンルでもあります。