この記事では、「石油ストーブ」と「石油ファンヒーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「石油ストーブ」とは?
灯油を燃料とした暖房器具で、灯油を気化させたガスを燃焼させその熱であたたまるという仕組みになっています。
燃焼筒が赤く光るところが特徴的です。
反射板なども用意されており、使用時は赤く光って見えます。
灯油は燃料ではありますが、点火に電池を使う機器がほとんどとなっており、電気コードは不要です。
反射式や対流式という機器の形式があり、反射式は比較的四角い、反射板があるというつくり、対流式は円筒形に近い部分がある作りでガラスで燃焼部を確認できるスタイルとなっていて視覚的にはそれほど熱が出ているようには見えません。
燃焼方式もいくつか種類がありますが芯式という燃焼芯が見える形のものが多くなっています。
石油ストーブの使用に関しては換気が最も重要で、事故の発生もありました。
また、灯油の匂いの問題も消火時にあります。
「石油ファンヒーター」とは?
灯油を燃焼した熱を電気で回転したファンの風によって送り出す暖房器具で、電気コードが必要になり、灯油も燃料として必要です。
電気を接続としているためタイマーによる消火が可能になっている機種や人感センサーを搭載した機器も存在しています。
高出力ですが点火時と消火時には灯油の匂いがするという問題があります。
形状的には四角いものが多く、サイズ的に奥行きが大きめです。
中部~下部に送風用のフィンがついており、ここから熱風が吹き出します。
上部には操作パネルがついていて液晶画面がついた機種も販売されています。
タンクは取り外し式で給油が手軽にできるようになっているものが大半です。
機器には大別して開放式とFF式がありますが開放式が現在では主流です。
燃焼方式もメーカーごとに異なっており、消費電力の差や匂いの差によって選ぶことができます。
石油ストーブ同様、使用時の換気が重要な機器です。
「石油ストーブ」と「石油ファンヒーター」の違い
「石油ストーブ」と「石油ファンヒーター」の違いを、分かりやすく解説します。
石油ストーブと石油ファンヒーターはともに灯油を使って暖を取る暖房機器で、石油ストーブは着火に乾電池を使いますが、電気コンセントにつなぐことは少なく、赤く光る燃焼筒と反射板が特徴的です。
石油ファンヒーターは灯油を燃焼させ、電気で回転したファンで熱風を行き届かせる機器で、電気コンセントが必要です。
石油ストーブと比べ、オン・オフタイマーや人感センサーの搭載機種があるなど制御の点で優れています。
石油ストーブと石油ファンヒーターともに使用時の換気が重要です。
まとめ
石油ストーブと石油ファンヒーターはともに灯油を使う暖房機器で視覚的にも暖かい石油ストーブ、電気で隅々まで暖まる石油ファンヒーターという特徴があります。
石油ストーブは乾電池さえあれば設置スペースは問わない点も特長です。