この記事では、「数え年」と「満年齢」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「数え年」とは?
「数え年」は「かぞえどし」と読みます。
「数え年」は、「生まれた年を1歳として、新年を迎えるごとに1歳ずつ加えた年齢のこと」という意味があります。
例えば、2000年の10月に生まれた人がいる場合、生まれた時点で1歳になります。
2か月後の2001年の元旦に、新年を迎えた瞬間に2歳になるというわけです。
極端な例では、2000年の12月31日の午後11時に生まれた子供は、その時点で1歳になります。
1時間後には、2001年の元旦になるため、生後1時間で、2歳になります。
「数え年」を一般的に採用している国は、世界で韓国のみとなっています。
かつては、日本をはじめ東アジアの国々は、「数え年」を使用していましたが、徐々に「満年齢」に切り替わりました。
日本が「数え年」から、「満年齢」に切り替わったのは、明治6年のことです。
ただし、一般的には「数え年」が使われており、本格的に「満年齢」に切り替わったのは、第二次世界大戦後と言われています。
「満年齢」とは?
「満年齢」は「まんねんれい」と読みます。
「満年齢」は「誕生日ごとに1歳を加えていく、年齢の数え方のこと」という意味があります。
例えば、2000年の10月に生まれた人がいる場合、生まれた時点では0歳になります。
2001年の10月になり、誕生日を迎えた時点で、1歳になります。
先ほどの「数え年」の例で、2000年の12月31日の午後11時に生まれた子供がいましたが、1時間後に2001年の元旦を迎えても、この子供は0歳のままということになります。
世界のほとんどの国が「満年齢」を採用しています。
「数え年」と「満年齢」の違い
「数え年」と「満年齢」の違いを、分かりやすく解説します。
「数え年」は、「生まれた年を1歳として、新年を迎えるごとに1歳ずつ加えた年齢のこと」という意味があります。
一方で、「満年齢」は「誕生日ごとに1歳を加えていく、年齢の数え方のこと」という意味があります。
このように、どちらも年齢の数え方を意味するという共通点があります。
ただし、「数え年」は、生まれた年を1歳にするのに対して、「満年齢」は、生まれた年は0歳という違いがあります。
また「数え年」の場合は、新年を迎えるごとに1歳ずつ年齢を加えていくのに対して、「満年齢」は、誕生日ごとに年齢を加えていくという違いがあります。
まとめ
「数え年」と「満年齢」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。