この記事では、「降雪」と「積雪」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「降雪」とは?
「降雪」は「こうせつ」と読みます。
「降雪」は「雪が降ること。
また降り積もった雪」という意味があります。
「降雪」には、「雪が降ること」という意味があります。
例えば、翌日の朝、雪が降りそうだという予報がある場合は、「明日は日本各地に降雪が予想されています」などと、「降雪」という言葉を使って表現します。
また、「降り積もった雪」という意味があり、この場合は「積雪」とよく似ています。
ただし「降雪」には、「ある時間内に積もった雪の深さ」という意味があります。
例えば、午後9時から、10時の間に積もった雪の深さが、10cmだったという場合は、「午後9時から10時の降雪量は、10cmです」などと、天気予報によって伝えられます。
また、「明日の朝から晩までかけて、1mの雪が予想されています」などという予報があった場合も、朝から晩までと、時間を区切って降り積もる雪の量を予想しているため「1mの降雪が予想されます」と言い換えることができます。
「積雪」とは?
「積雪」は「せきせつ」と読みます。
「積雪」は、「降り積もった雪のこと」という意味があります。
気象観測においては、観測所の周囲の地面の2分の1以上が雪で覆われた状態を「積雪」と呼びます。
気象庁は、全国に観測所を設置していますが、その周囲の地面の面積の半分以上が雪で覆われたと思った時、「積雪」となります。
また「積雪」には「降り積もった雪」という意味があり、「降雪」とよく似ています。
ただし、「積雪」は、「自然の状態で積もった、ある時点の雪の深さ」という意味があります。
「自然の状態」とは、踏み固めたりしていない状態を意味します。
また、「ある時点の雪の深さ」を意味し、例えば、午後9時の時点で、雪が30㎝積もっていたとしたら、「午後9時の積雪量は30㎝です」などと天気予報で伝えられます。
「降雪」と「積雪」の違い
「降雪」と「積雪」の違いを、分かりやすく解説します。
「積雪」は、「降り積もった雪のこと」という意味があります。
一方で「降雪」は「雪が降ること。
また降り積もった雪」という意味があります。
どちらにも「降り積もった雪のこと」という意味がありますが、「降雪」は、「ある時間内に積もった雪の深さ」なのに対して、「積雪」は「ある時点の雪の深さ」を意味するという違いがあります。
そのため、9時から10時の間に積もった雪について言葉にする場合は「降雪量」と呼び、9時の時点で積もった雪について、言葉にする場合は、「積雪量」と呼ぶことになります。
まとめ
「降雪」と「積雪」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、雪の日の天気予報を見るのが楽しみになるかもしれません。