「空母」と「強襲揚陸艦」今回は、「空母」と「強襲揚陸艦」の違いを解説します。
「空母」とは?
「空母」とは、「艦載機を搭載し海上における発着拠点として機能する軍用艦艇」です。
「空母」の使い方
多数の航空機を搭載しカタパルトデッキからの発着が可能な軍用艦艇を指し、海上を移動する巨大な基地として機能します。
一般的には戦闘機や攻撃機など単独で空戦可能な航空機を搭載した艦艇を指しますが、哨戒機や攻撃ヘリなどを搭載したものも含まれます。
非常に攻撃能力が高いことから戦略的に運用されており直接的な戦闘行為よりも抑止力として機能しています。
高い航空戦力を有するためコストが非常に高く、実際に運用するには莫大な予算が必要です。
「強襲揚陸艦」とは?
「強襲揚陸艦」とは、「勢力圏外の地域を強襲して兵員や車両を揚陸させる軍用艦艇」です。
「強襲揚陸艦」の使い方
敵地に陸戦兵力を送り込むための艦艇で、支配下にない地域に強引に乗り込み積み込んだ兵員や車両を陸揚げするために使われる特殊艦艇です。
輸送艦の一種に分類されますが敵地に強引に乗り込むと言う性格から一般的な輸送艦とは性能も装備も大きく異なります。
輸送されるのは海軍や陸軍の兵隊ではなく「海兵隊」という強襲揚陸作戦に特化した専門のエリート部隊です。
「空母」と「強襲揚陸艦」の違い
戦力として航空機を輸送展開するのが「空母」、敵地に乗り込んで陸上兵力を展開するのが「強襲揚陸艦」という役割の違いで区別されます。
「空母」は海軍で運用される鑑定の中でも最大級の大きさですが「強襲揚陸艦」は敵地で機動的に運用される関係から比較的小型でスピードや小回りが重視され、サイズだけでなく設計思想も大きく異なる全く別の艦艇です。
「空母」の例文
・『空母から攻撃機が発進する』
・『空母を運用している国は数えるほどしかない』
「強襲揚陸艦」の例文
・『強襲揚陸艦から歩兵が上陸してくる』
・『強襲揚陸艦の武装は自衛程度の小火器のみだ』
まとめ
「空母」と「強襲揚陸艦」は大きさから運用目的まで全く異なる関係です。
どちらも作戦上は重要な役割を担う艦艇なので違いを覚えておきましょう。