この記事では、「ワンボックス」と「ミニバン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ワンボックス」とは?
自動車のスタイルのジャンルで、箱型のものを指します。
このルールではセダンはボンネット、キャビン、トランクで3BOXと称されます。
現在では安全基準の問題で作りづらいジャンルでトヨタのハイエースと日産のキャラバンのみ2022年時点で生産されているワンボックスとなっており、ボンネット部分が伸びているトヨタのノアやホンダのステップワゴン、軽自動車のアトレーやN-VANなどは1. 5BOXなどとも称されます。
かつては軽自動車にもワンボックスが存在しており、スズキのエブリィや、ダイハツのアトレー、ホンダのストリートなどが該当し、4人乗りで広い室内スペースがメリットでした。
スズキのスペーシアやホンダのN-BOX、ダイハツのタントはスーパーハイトワゴンなどと呼ばれることが多く、1.5BOXの範囲には入るもののワンボックスとは言い難いと言えるでしょう。
「ミニバン」とは?
北米では5mを超えるサイズのものもミニバンと呼ばれ、箱型のボデイに比較的短いボンネット部分のみが突き出た1. 5BOXスタイルの車となっています。
かつてのワンボックスもミニバンとも言えます。
ミニバンは厳密な定義はありませんが3列シートを装備した1. 5BOXスタイルのものはミニバンと言えますが、SUV的なタイヤが大きく最低地上高が高く、全高はミニバンより低くボンネットがある程度長いものは3列シートでもミニバンではありません。
なお、軽自動車はミニバンとは呼ばないという原則はあります。
現在はミニバンは種類が減っているジャンルでもあります、以前は後席もスイングドアになっているミニバンがあり、低全高でセダンのような運転感覚がメリットとされましたが、高い全高で室内が広く、スライドドアを持ったものが主流になっています。
「ワンボックス」と「ミニバン」の違い
「ワンボックス」と「ミニバン」の違いを、分かりやすく解説します。
ワンボックスは完全に箱型の車、ミニバンはボンネット部が突き出た箱型の車と分類でき、現在ワンボックスは安全基準のため数が少なくなっています。
ミニバンはアメリカのフルサイズのバンと比べてミニということで5mを超えていてもミニバンです。
98年の規格になる前の軽自動車にもワンボックスは存在しましたが、軽自動車はミニバンとは言わない傾向があります。
ミニバンは6人乗り以上または同一の銘柄に3列シートが有るという原則はあり、トヨタのアルファードなどは4人乗りも存在していました。
まとめ
ワンボックスとミニバンは関係性は近しいものがあり、かつてワンボックスと呼ばれていた車が現在ミニバンと呼ばれているとも言えます。
ただし商用メインで純粋なワンボックスも2022年時点では残っています。
ホンダのN-BOXやスズキのスペーシアなどの軽はミニバンとは言わず、スーパーハイトワゴンなどと呼ぶケースがあります。