「ラム」と「ジンギスカン」の違いとは?分かりやすく解釈

「ラム」と「ジンギスカン」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「ラム」「ジンギスカン」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「ラム」とは?

「ラム」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ラム」「lamb」と読みます。

「ラム」「永久門歯がない、生後12か月未満の羊、羊肉のこと」という意味があります。

ちなみに生後1年以上の羊肉は「マトン」と呼ばれています。

「ラム」は、肉だけでなく、肝臓や腎臓なども食材となり、皮は革製品や毛皮に使われます。

また「ラム」は、様々な宗教で、「生贄の動物」として使用されています。

キリスト教においては、「ラム」は、イエス・キリストの死の象徴であり、キリスト教絵画の題材になることが少なくありません。

日本における羊肉のほとんどが輸入によるもので、食肉としての「ラム」の大半もオーストラリアとニュージーランドからの輸入になります。

日本では「ラム」の臭いが苦手という人が少なくありませんが、フランス料理では最高級食材の一つとされています。


「ジンギスカン」とは?

「ジンギスカン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ジンギスカン」「成吉思汗」と漢字表記します。

「ジンギスカン」は、「マトンやラムなどの羊肉を使った、日本の焼肉料理のこと」を指します。

「ジンギスカン」は北海道の郷土料理として有名で、スーパーでは「ジンギスカン」のタレが当たり前のように販売されています。

中央部が凸型になっている「ジンギスカン鍋」の上に、もやしなどの野菜と羊肉を乗せて、調理します。

南部鉄器など鋳鉄製のもので、兜のような盛り上がり方が特徴的な鍋です。

「ジンギスカン」という名前は、モンゴル帝国のジンギスカンが、遠征の陣中で兵士のために作られた料理が由来となっているという説があります。

しかし、現在のモンゴルには、「ジンギスカン」に似た料理はなく、日本人がモンゴルや中国の羊肉料理を日本流にアレンジしたと考えられています。


「ラム」と「ジンギスカン」の違い

「ラム」「ジンギスカン」の違いを、分かりやすく解説します。

「ラム」「永久門歯がない、生後12か月未満の羊、羊肉のこと」という意味があります。

一方で「ジンギスカン」は、「マトンやラムなどの羊肉を使った、日本の焼肉料理のこと」を指します。

このように、どちらも羊肉に関係する言葉という共通点があります。

ただし、「ラム」は、永久門歯がない子羊という意味があるのに対して、「ジンギスカン」は、羊肉を使った焼肉料理を意味するという違いがあります。

このように、「ラム」は、子羊を意味するのに対して、「ジンギスカン」は料理名を意味するという違いがあります。

まとめ

「ラム」「ジンギスカン」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。