「足がかり」と「手がかり」の違いとは?分かりやすく解釈

「足がかり」と「手がかり」の違い生活・教育

この記事では、「足がかり」「手がかり」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「足がかり」とは?

「足がかり」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「足がかり」は、「あしがかり」と読みます。

「足がかり」は、「高い所へ登る時、足をかけて助けとするところ。

またそのものや足場のこと」
という意味があります。

例えば、ボルタリングをするときに、壁に付いた足場に足を乗せて、上に登っていきます。

このような様子を、「ボルタリングで、足がかりに足をかけて、身体を上に押しあげる」などという文章にできます。

また「足がかり」には、「物事をする場合のきっかけ」という意味があります。

例えば、事件の犯人を追っている刑事が、ひとつの証拠がきっかけで、事件解決に結びつけるということがあるかもしれません。

この場合は、「一つの証拠を足掛かりにして、事件の全容を暴いた」などという文章を作ることができます。

また、ビジネスシーンで、上司の娘と結婚することをきっかけにして、出世の階段を駆け上がるような場面では、「上司の娘との結婚を足掛かりにして、出世する」などと表現することができます。


「手がかり」とは?

「手がかり」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「手がかり」「てがかり」と読みます。

「手がかり」は、「手をかけるところ。

よじ登る時にとりつくところ」
という意味があります。

例えば、フリークライミングをするとき、岩のへこみに手をかけて、よじ登っていくかもしれません。

このような場面では、「フリークライミングで、岩のへこみを手掛かりにして、上に進んでいく」などという文章にできます。

また「手がかり」には、「問題を解決するための糸口」という意味があります。

例えば、数学の試験で、難しい問題が出た時、この問題を解くカギが見つからないかもしれません。

この場合は、「難問を解く手がかりがみつからない」などという文章を作ることができます。


「足がかり」と「手がかり」の違い

「足がかり」「手がかり」の違いを、分かりやすく解説します。

「足がかり」「手がかり」は、「よじ登る時の助けとなるところ」という共通の意味があります。

ただし、「足がかり」「足」をかけるところを意味し、「手がかり」「手」をかけるところという違いがあります。

また「足がかり」には、「物事を始めるきっかけ」という意味があり、「手がかり」には、「問題解決のための糸口」という意味があるという違いもあります。

このように、何かを始めるきっかけになるものを「足がかり」と呼び、問題解決に役立つもののことを「手がかり」と呼ぶようにしましょう。

まとめ

「足がかり」「手がかり」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。