この記事では、「双眼鏡」と「オペラグラス」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「双眼鏡」とは?
「双眼鏡」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「双眼鏡」は、「そうがんきょう」と読みます。
「双眼鏡」は、「2個の望遠鏡の光軸を並行に並べて、遠方の物体を拡大して、両目で立体的に見る光学機器のこと」という意味があります。
ちなみに「光軸」には、「レンズや球面鏡などの、中心と焦点を通る直線」という意味があります。
「双眼鏡」は、片目で見る望遠鏡とは違い、両目で対象物を拡大し、見ることができるという特徴があります。
遠くの風景を観察する時、また観劇やスポーツ観戦をするときに使うほか、船舶の運航を安全に行うための監視道具として使ったり、漁師が漁船で魚群を確認するために使うこともあります。
また、軍事用として、敵を発見するために使う場合もあります。
「双眼鏡」は蝶番のような連結部分を折り曲げることによって、目と目の幅に合わせることができるため、同じ「双眼鏡」を、子供と親が使うことも可能になっています。
「オペラグラス」とは?
「オペラグラス」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「オペラグラス」は「opera glasses」と英語表記します。
「オペラグラス」は、「観劇用の小型の双眼鏡のこと」という意味があります。
オペラを鑑賞するために作られたとされ、19世紀後半以降に、お金持ちの間で普及されていきました。
ファッションアイテムの一つにもなっていたため、派手な装飾をされたものが少なくありませんでした。
現在でも大きな劇場において、「オペラグラス」をレンタルしているところがあり、例えば「東京宝塚劇場」では、使用料を払うと、「オペラグラス」を借りることができます。
「オペラグラス」を通して舞台を見ることで、役者の表情まで見ることができるようになります。
「双眼鏡」と「オペラグラス」の違い
「双眼鏡」と「オペラグラス」の違いを、分かりやすく解説します。
「双眼鏡」は、「2個の望遠鏡の光軸を並行に並べて、遠方の物体を拡大して、両目で立体的に見る光学機器のこと」という意味があります。
一方で「オペラグラス」は、「観劇用の小型の双眼鏡のこと」という意味があります。
このように、「オペラグラス」は「双眼鏡」の一種で、小さいものを意味します。
そのため、両目で遠方の物を拡大して観ることができる光学機器全般の物を「双眼鏡」と呼ぶのに対して、オペラなどの観劇用に特化した、小さ目のものを「オペラグラス」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「双眼鏡」と「オペラグラス」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、オペラやミュージカル、またはバードウォッチングなどに持っていく「双眼鏡」、「オペラグラス」を選ぶことができるようになりそうです。