「資金調達」と「借金」の違いとは?分かりやすく解釈

「資金調達」と「借金」の違い金融・経済

この記事では、「資金調達」「借金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「資金調達」とは?

「資金調達」「しきんちょうたつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ビジネスを運営する為に必要なお金を銀行から融資してもらう」という意味で、会社の経営に必要なお金を、銀行に依頼して貸してもらうことです。

2つ目は「ビジネスに必要なお金を取りそろえること」という意味で、仕入れや初期費用にかかるお金を、他社や資産家にお願いするなどして手に入れることです。

3つ目は「比喩的に、物を購入したりサービスを受ける時に必要なお金を手に入れること」という意味で、銀行のATMから引き出したり、人から借りたりなども含まれます。

上記に共通するのは「必要なお金を取りそろえる」という意味です。


「資金調達」の使い方

「資金調達」は名詞として「資金調達する・した」「資金調達に走る・走った」などと使われます。

基本的に、企業がビジネスの為に必要なお金を、銀行や他組織、個人などから融資してもらうことや、比喩的にプライベートで必要なお金を手に入れることに使われる言葉です。


「借金」とは?

「借金」「しゃっきん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人からお金を借りること」という意味で、お金が足りない時に、他人から一時的に借りることです。

2つ目は「金融業者から融資を受けて負債となっているお金」という意味で、金融業者を通して借りて、取り決めにより毎月決まった金額と利子を返済することです。

3つ目は「比喩的に、試合やゲームの勝敗で、勝利数よりも敗戦数の方が上回っていること」という意味で、相手にどれだけ多く負けているかという差のことです。

上記に共通するのは「相手に借りがある」という意味です。

「借金」の使い方

「借金」は名詞として「借金する・した」「借金がある・ない」「借金取り」「借金まみれ」などと使われます。

基本的に、お金が足りない時に、人や業者から一時的に貸してもらうことや、比喩的に勝負事で相手に対して負け数が多いことに使われる言葉です。

「資金調達」と「借金」の違い

「資金調達」「企業がビジネスの為に必要なお金を、銀行や他組織、個人などから融資してもらうこと」比喩的にプライベートで必要なお金を手に入れること」という意味です。

「借金」「お金が足りない時に、人や業者から一時的に貸してもらうこと」「比喩的に勝負事で相手に対して負け数が多いこと」という意味です。

「資金調達」の例文

・『経営が困難に陥り資金調達に走り回る』
・『この経営状態では銀行からの資金調達は難しい』
・『国の補助金制度を利用して資金調達する』
・『今夜の飲み会にむけて資金調達する』

「借金」の例文

・『借金の返済で首が回らない』
・『彼は友達からの借金を踏み倒すつもりだ』
・『クレジットカード決済はいわゆる借金と同じだ』
・『今度の試合で相手チームにきちりきっちり借金を返す』

まとめ

今回は「資金調達」「借金」について紹介しました。

「資金調達」「ビジネスに必要なお金を取りそろえる」「借金」「足りないお金を借りる」と覚えておきましょう。