「マー油」と「ラー油」の違いとは?分かりやすく解釈

「マー油」と「ラー油」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「マー油」「ラー油」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「マー油」とは?

「マー油」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「マー油」は、「まーゆ」と読みます。

「マー油」は、「にんにくを主とした、香味野菜をラードで揚げて作った香味油のこと」という意味があります。

このため「マー油」は、濃厚なラードのうま味に、ニンニクなどの香味が溶け出しているため、料理にかけることで食欲をそそることができます。

ラーメン店が、店独自の「マー油」を作っていて、それぞれにこだわりのレシピがあり、その店のラーメンに合う味わいに調整されています。

「マー油」は、「熊本ラーメン」を始めとするラーメンはもちろん、焼きそばやチャーハン、唐揚げの調味料としても使われることがあります。

また、「マー油」は大手食品メーカーから市販されているため、インスタントラーメンの味付けなどに使用して、香りとコクを足すこともできます。


「ラー油」とは?

「ラー油」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ラー油」「辣油」と漢字表記します。

「ラー油」は、「ごま油に赤唐辛子を入れて熱し、油にその辛味や色を溶かし出した調味料のこと」という意味があります。

そのため、自家製の「ラー油」を作る場合は、熱したごま油に大量の赤唐辛子のみじん切りを投入し、冷まして使うことになります。

中華料理の中で、特に辛みが強い四川料理の調味料として使われていて、「麻婆豆腐」「タンタンメン」など、辛みが人気の料理に欠かせない調味料となっています。

「ラー油」は、沈殿した赤唐辛子と一緒に提供され、唐辛子を料理にかけて食べる場合もありますが、日本の場合は、油成分だけを抽出した「ラー油」を使うケースが一般的です。

日本でも昔から、「ラー油」は中華料理に使われていて、特に餃子の調味料として欠かせないものです。

また2009年に発売された桃屋の『辛そうで辛くない少し辛いラー油』は、「食べるラー油」として人気を博しました。

このように、「ラー油」を調味料として使うだけでなく、一つの料理として使うことがあるなど、年々人気が高まっています。


「マー油」と「ラー油」の違い

「マー油」「ラー油」の違いを、分かりやすく解説します。

「マー油」は、「にんにくを主とした、香味野菜をラードで揚げて作った香味油のこと」という意味があります。

一方「ラー油」は、「ごま油に赤唐辛子を入れて熱し、油にその辛味や色を溶かし出した調味料のこと」という意味があります。

このように、「マー油」は、香味野菜の香りを油に溶かした調味料なのに対して、「ラー油」は、赤唐辛子の辛さを油に溶かした調味料という違いがあります。

また「マー油」「ラード」を使っていて、「ラー油」は、ごま油を使っているという違いもあります。

まとめ

「マー油」「ラー油」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。