この記事では、「サプライヤー」と「ベンダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サプライヤー」とは?
「サプライヤー」の意味は以下の通りです。
1つ目は「商品などを供給する人や組織」という意味で、単純にその商品をどこから運んでもたらしてくれる人や業者のことです。
2つ目は「商品の製造業者」という意味で、その商品を原材料から仕入れて工場などで製造する企業のことです。
3つ目は「原料供給国」という意味で、ある国で製造する商品に必要な原料を提供してくれる国のことです。
上記に共通するのは「物を供給する側」という意味です。
「サプライヤー」は英語の「supplier」が日本語化した言葉で、動詞「supply」は「供給する」「提供する」「支給する」などの意味、「-er」は「~する人」という意味の接尾辞、「supplier」で「供給する人」「提供する人」になります。
「サプライヤー」の使い方
「サプライヤー」は名詞として「サプライヤーから仕入れる・仕入れた」などと使われます。
基本的に、ビジネスで、ある企業に商品を製造したり供給する会社のことに使われる言葉です。
「ベンダー」とは?
「ベンダー」の意味は以下の通りです。
1つ目は「商品の売り手」という意味で、ある商品を販売する業者のことです。
2つ目は「特にOA機器やソフトウェアなどの販売業者」という意味で、企業と契約して長期にわたりサービスを提供する業者のことです。
3つ目は「手売り商売」という意味で、行商して品物を売りさばく業者のことです。
4つ目は「土地や家屋などを売却すること」という意味で、法律に従って不動産を売却することです。
5つ目は「飲み物の自動販売機」という意味で、契約してある場所に設置し、飲み物を販売する機械のことです。
「上記に共通するのは「品物を売る」という意味です。
「ベンダー」は英語の「vendor」が日本語化した言葉で、「~を販売する」「~を売り歩く」「行商する」「法的に売却する」などの意味があります。
「ベンダー」の使い方
「ベンダー」は名詞として「ベンダーから購入する・した」などと使われます。
基本的に、ビジネスで、ある企業に商品を売る会社や、出入りの業者に使われる言葉です。
「サプライヤー」と「ベンダー」の違い
「サプライヤー」は「ビジネスで、ある企業に商品を製造したり供給する会社」という意味です。
「ベンダー」は「ビジネスで、ある企業に商品を売る会社や、出入りの業者」という意味です。
「サプライヤー」の例文
・『サプライヤーからの納品待ちの状態だ』
・『サプライヤーが工場閉鎖に追い込まれる』
・『電気のサプライヤーに連絡する』
・『サプライヤーから原材料を仕入れる』
「ベンダー」の例文
・『ベンダーが売値を変更してきた』
・『新しいOAのベンダーが入ることになった』
・『ベンダーから請求書が届く』
・『社内ラウンジにベンダーを置くことになった』
まとめ
今回は「サプライヤー」と「ベンダー」について紹介しました。
「サプライヤー」は「商品を製造・供給する業者」、「ベンダー」は「商品を販売する業者」と覚えておきましょう。