この記事では、「ヒマラヤ」と「エベレスト」と「チョモランマ」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ヒマラヤ」とは?
「ヒマラヤ」は「Himalaya」と英語表記します。
「ヒマラヤ」は、「インド亜大陸とチベット高原との境を、東西に連なりそびえている、世界最高の大山脈」という意味があります。
国で言えば、パキスタンとインド、ブータンとネパール、中国にまたがっており、全長は約2400kmあります。
古代サンスクリット語では「雪の住居」という意味があります。
かつて、インドが、ユーラシア大陸に衝突した時、衝撃によって生まれた山脈と言われています。
「ヒマラヤ」の言葉の使い方
登山を趣味としている人にとって、夢の場所であり、いつか行ってみたい場所が「ヒマラヤ」かもしれません。
そのため、「登山家の憧れの場所である、ヒマラヤに行くのが私の夢だ」などという文章を作ることができます。
「エベレスト」とは?
「エベレスト」は「Everest」と英語表記します。
「エベレスト」は、「ヒマラヤ山脈の主峰で、標高は8848mあります。
1852年に「エベレスト」が世界最高峰だと判明したとき、インド測量局長官だった、エベレストを記念して命名されました。
「エベレスト」の言葉の使い方
世界最高峰の「エベレスト」は、登山家にとって、究極の山の一つと言えます。
この山を初登場したのは1953年の英国登山隊とされています。
そのため、「1953年に世界最高峰のエベレストに、英国登山隊が初登頂を果たす」などという文章を作ることができます。
「チョモランマ」とは?
「チョモランマ」は「Chomolungma」と英語表記します。
「チョモランマ」は、「エベレストのチベット語名」という意味があります。
「チョモランマ」には、チベット語で、「世界の母なる女神」という意味があります。
ちなみにネパールでは、「サガルマータ」と呼び「世界の頂上」という意味があります。
「チョモランマ」の言葉の使い方
世界最高峰の「チョモランマ」に登ることを目標にしている、登山を趣味にする人がいるかもしれません。
この場合は、「いつかチョモランマに登れたら、死んでも悔いがない」などという文章を作ることができます。
「ヒマラヤ」と「エベレスト」と「チョモランマ」の違い
「ヒマラヤ」と「エベレスト」と「チョモランマ」は、それぞれ、山に関する言葉という共通点があります。
「ヒマラヤ」は、「インド亜大陸とチベット高原との境を、東西に連なりそびえている、世界最高の大山脈」という意味があります。
一方「エベレスト」と「チョモランマ」は、山脈の中にある、最高峰のことを意味します。
このように「エベレスト」と「チョモランマ」は同じ山を指す言葉ですが、「エベレスト」は英語名で、人名由来の言葉なのに対して、「チョモランマ」はチベット名で、「世界の母なる女神」という意味があるという違いがあります。
まとめ
「ヒマラヤ」と「エベレスト」と「チョモランマ」の違いについて見てきました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。