この記事では、「振るって」と「震って」の違いを分かりやすく説明していきます。
「振るって」とは?
「振るって」は、自分が持つ能力をフルに活用するという動作を指す意味です。
なので、「振るってご参加ください」という言葉は、自分の能力をフル活用して参加してくれという解釈になるわけです。
他には、血気盛んに物事に挑戦をするという場合は、「奮ってご参加ください」という具合にふるという動作を指す部分が変化することで日本語は意味が変化します。
「震って」とは?
「震って」は、動作を指す言葉で「震って」が差す動作は震えるように小刻みに動くことです。
なので、寒さに震えてという言葉と同じだと解釈してもらえるとわかりやすく、「震って」という言い方自体は、震えてという意味なのですが、「震って」という言葉自体は古い日本語の表現なので、「皆様、寒さに震っておられる」という具合に寒さに震えることを現在では表現せず、現在では、「皆様寒さに震えておられる」という言い方がメジャーな表現です。
「振るって」と「震って」の違い
両者の違いは、自分の能力をフルに活用する動作を指すか、寒さなどに震えるような小刻みな動作を指すかです。
「振るって」は、能力をフル活用すること、「震って」は寒さに震えるような動作だと考えるとよいでしょう。
「振るって」の例文
・『お寿司を振るってしんぜよう』
この例は、お寿司を作る腕を見せてやろうというものです。
「振るって」は動作を意味し、意味する動作は能力をフルに生かすことで、生かすべき才能はお寿司作りです。
「震って」の例文
・『寒さに震っておられるご様子です』
この例は、対象となる人物が寒さに震えている様子だと述べた例です。
「震って」は、「震えて」という言葉と同じですが、古い日本語の表現なため、あまり目にすることはありません。
しかし、「震って」という表現は、小説などで登場する表現の一つでもあります。
まとめ
「振るって」については腕前を振るうことを意味すると理解してもらえますが、「震って」については、「震えて」では?と感じる方がいますが「震って」は昔の日本語の表現になり、小刻みに揺れ動くことを昔は「震って」と言ってたにすぎません。
なので、「震って」という言葉は、昔は使用していたけど、現在では、「震えて」という形で動作を指すと覚えておくとよいでしょう。
ちなみに、「振るって」という言葉は、恋愛においては、相手側を振るという行為を指す言葉でもあるのです。
恋愛の場合、「振るって」は、相手を損得で判断し自らの感情で必要とするか不必要であるかを決めます。
他にも、暴力のようなものを「振るって」と呼ぶのもこれは暴力という行動が自分の技の一部であるということからあまり望ましい表現ではないんですが、「振るって」という言葉を使用して暴力を自分の腕前のようにふるまうわけです。
「振るって」は、自分が思い通りに使いこなすということを重要とするので暴力もこの意味に該当するうえ、第3者を嫌いになり排除する行為も思い通りになるため、「振るって」を使用します。