この記事では、「席を立つ」と「席を外す」と「席を離れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「席を立つ」とは?
「席を立つ」は「せきをたつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「座っている場所から立ち上がること」という意味で、着席状態から起立状態になることです。
2つ目は「参加している場の座席からいなくなること」という意味で、席から立ち上がるだけではなく、その場を去ることです。
上記に共通するのは「座席から立ち上がる」という意味です。
「席を立つ」の使い方
「席を立つ」は動詞として「席を立つ・席を立った」と使われたり、副詞として「席を立って出て行く」などと使われます。
基本的に、自分の座席で起立することや、与えれた場所から立ち去ることに使われる言葉です。
「席を立つ」の例文
・『映画があまりにもつまらないので途中で席を立つ』
「席を外す」とは?
「席を外す」は「せきをはずす」と読みます。
意味は「ある場所から一時的に去ること」という意味で、また後で戻ってくることを前提に席やいる場所から退くことです。
「外す」は「一時的に、また途中である場所から退いたり離れたりする」という意味です。
「席を外す」の使い方
「席を外す」は動詞として「席を外す・外した」と使われたり、副詞として「席を外して電話をかける」などと使われます。
基本的に、また戻ってくることを前提に、ある場所から一時的に去ることに使われる言葉です。
「席を外す」の例文
・『会議の途中で取引先から電話があり席を外す』
「席を離れる」とは?
「席を離れる」は「せきをはなれる」と読みます。
意味は「与えられた場から遠ざかること」という意味で、単に自分の席から去るという事実のみを表す言葉です。
その時に何らかの事情があるのか、また戻って来るのかなどの意味は含まれていません。
「離れる」は「その位置から遠ざかる」という意味です。
「席を離れる」の使い方
「席を離れる」は動詞として「席を離れる・離れた」と使われたり、副詞として「席を離れて喫煙所へ行く」などと使われます。
基本的に、理由や戻って来る・来ないに関係なく、与えられた場から遠ざかることに使われる言葉です。
「席を離れる」の例文
・『会議で席を離れている間に取引先から連絡が来る』
「席を立つ」と「席を外す」と「席を離れる」の違い
「席を立つ」は「自分の座席で起立すること」「与えれた場所から立ち去ること」という意味です。
「席を外す」は「また戻ってくることを前提に、ある場所から一時的に去ること」という意味です。
「席を離れる」は「理由や戻って来る・来ないに関係なく、与えられた場から遠ざかること」という意味です。
まとめ
今回は「席を立つ」と「席を外す」と「席を離れる」について紹介しました。
「席を立つ」は「その場を去る」、「席を外す」は「一時的にいなくなる」、「席を離れる」は「その場から遠ざかること」と覚えておきましょう。