「静養」と「療養」と「養生」の違いとは?分かりやすく解釈

「静養」と「療養」と「養生」の違い生活・教育

この記事では、「静養」「療養」「養生」の違いを分かりやすく説明していきます。

「静養」とは?

「静養」「せいよう」と読みます。

意味は「病気や疲労から回復する為に、心身をゆっくり休めること」という意味で、健康を回復させる為に、心身をゆったりと休めることをメインにした言葉です。

「静」「しずか」と読み「心を乱さず落ち着いている」という意味、「養」「やしなう」とも読み「栄養を摂取して体力をつける」という意味、「静養」「心を乱さず落ち着いた状態で、栄養を摂って体力をつけること」になります。


「静養」の使い方

「静養」は名詞として「静養する・した」「静養に努める」「静養中」などと使われます。

基本的に、病気や疲労から回復する為に、心身をゆったり休めることに使われる言葉です。


「静養」の例文

・『手術後はしばらく別荘で静養する』

「療養」とは?

「療養」「りょうよう」と読みます。

意味は「病気やケガの手当てをして、更に身体を休めて健康を回復させること」で、病気の治療と並行してゆっくり休むことです。

「療」「病気を治す」という意味、「療養」「病気を治し、栄養を摂って体力をつけること」になります。

「療養」の使い方

「療養」は名詞として「療養する・した」「自宅療養」「転地療養」「療養中」などと使われます。

基本的に、病気やケガの手当てをしながら、身体を休めて健康を回復させることに使われる言葉です。

「療養」の例文

・『比較的症状が軽症なので自宅療養する』

「養生」とは?

「養生」「ようじょう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「生活に注意して健康的になる様に努めると」という意味で、常に日頃から健康的に生活することです。

2つ目は「病気の回復に努めること」という意味で、自主的に病気を治そうとすることです。

3つ目は「家具の運搬や塗装作業などの際に、破損や汚れを防ぐ為に布や板などで保護すること」という意味です。

上記に共通するのは「注意して良好な状態を保つ」という意味です。

「養生」の使い方

「養生」は名詞として「養生する・した」「養生テープ」などと使われます。

ビジネスでは「ご自愛ください」と同じ意味で「ご養生ください」と使われます。

基本的に、日頃から生活に注意して健康に務めることや、家具の運搬や塗装工事などで、破損や汚れを防ぐ為の保護シートや板のことに使われる言葉です。

「養生」の例文

・『寒くなりますので、くれぐれも養生なさってください』

「静養」と「療養」と「養生」の違い

「静養」「病気や疲労から回復する為に、心身をゆったり休めること」という意味です。

「療養」「病気やケガの手当てをしながら、身体を休めて健康を回復させること」という意味です。

「養生」「日頃から生活に注意して健康に務めること」「家具の運搬や塗装工事などで、破損や汚れを防ぐ為の保護シートや板」という意味です。

まとめ

今回は「静養」「療養」「養生」について紹介しました。

「静養」「心身を休めること」「療養」「病気を治して健康を回復させること」「養生」「健康に務めること」と覚えておきましょう。