アウトドアレジャーで止まる宿泊施設として「バンガロー」と「コテージ」と「ログハウス」があります。
どれも気軽なキャンプに向いている宿泊施設ですがどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「バンガロー」と「コテージ」と「ログハウス」の違いについて解説します。
「バンガロー」とは?
「バンガロー」とは、「主に山間など自然の中に作られる木造の簡素な小屋」を意味する言葉です。
「バンガロー」はアウトドアで寝泊まりするための宿泊施設の中で最も簡素な造りのものを指します。
一般的な「バンガロー」は雨風をしのげるものの快適に過ごすための設備は最低限しかありません。
最近はキッチンや浴室などを備えた快適性重視のものも増えていますが基本的には寝泊まりするスペースのみの小屋が「バンガロー」です。
山道には何かあったときに避難するための小さな山小屋が設けられていることがありますが、そのような「必要最低限の設備のみで構成された木造の小屋」が「バンガロー」にあたります。
「バンガロー」の例文
・『キャンプ上でバンガローに宿泊する』
・『バンガローでの生活はテント泊と大差ない』
「コテージ」とは?
「コテージ」とは、「一戸建ての建物全体を利用できる豪華な宿泊施設」を意味する言葉です。
自然の中に建てられるアウトドア向け宿泊施設の中でも最上級グレードに位置するものを「コテージ」といいます。
「コテージ」は建物全体を利用するタイプの宿泊施設でイメージとしては「別荘」や「山荘」に近い豪華な造りです。
寝泊まりするスペースのほかキッチンや浴室なども備えているほか空調や家電などの設備もそろう快適な建物が「コテージ」と呼ばれます。
基本的には複数人が共同で利用するための施設であり避暑など家族が長期滞在で使うこともあります。
独立した一戸建てなので周囲に建物が少ない自然の中に建てられることが多く、のんびりリラックスした時間を過ごしたい人が利用します。
「コテージ」の例文
・『夏休みはコテージにいく予定だ』
・『コテージには豪華な家具や家電がそろっている』
「ログハウス」とは
「ログハウス」とは、「丸太を組み上げて造られた家」を意味する言葉です。
皮をむいた丸太を井桁状に組み上げて作り上げられた小屋を「ログハウス」といいます。
「ログハウス」とは「丸太を組んで作る建築様式やその技法によって建てられた建物」を指す言葉であり大きさやデザインは問いません。
一般的には自然の中に建てられることが多くアウトドアレジャー向けの宿泊施設などに使われています。
丸太造りの建物は全て「ログハウス」なので必ずしも自然の中に建てられているとは限りません。
まちなかにある建物でも丸太造りであれば「ログハウス」です。
「ログハウス」の例文
・『大自然に囲まれてログハウスが建っている』
・『ログハウスの中は木の温もりに包まれている』
「バンガロー」と「コテージ」と「ログハウス」の違い
「バンガロー」と「コテージ」は宿泊用の建物を意味しますが「ログハウス」は丸太で建物を建てる技法を意味する言葉です。
丸太で造られた「ログハウス」を「バンガロー」や「コテージ」として使用することもあります。
「バンガロー」と「コテージ」の違いは「規模」です。
アウトドアレジャー向け宿泊施設で簡素な小屋程度の建物が「バンガロー」、一戸建ての豪華な建物が「コテージ」という違いで区別されます。
まとめ
「バンガロー」と「コテージ」と「ログハウス」はアウトドアレジャーで耳にする機会の多い言葉ですが違いを理解しないままなんとなく使っている人も少なくありません。
それぞれの指しているものはまったく異なるので正しい意味を覚えておきましょう。