「原型」と「原形」と「元型」の違いとは?分かりやすく解釈

「原型」と「原形」と「元型」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「原型」「原形」「元型」の違いを分かりやすく説明していきます。

「原型」とは?

「原型」「げんけい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものの元になる構造や構成を持つもの」という意味で、見本や手本になる成り立ちをしている物のことです。

2つ目は「鋳物や彫刻などで作品のもとになる形」という意味で、粘土や石膏などで作られたもとなる型のことです。

3つ目は「洋裁で、服を構成する部分となる、平面状態の図形のこと」という意味で、服を作る時のパーツとなる元の形のことです。

4つ目は「生物学で。

動物や植物の大元とされる種類の姿かたち」
という意味です。

5つ目は「心理学用語で、ある現象を発生させる根本的な要因となるもの」という意味です。

上記に共通するのや「元となるかたち」という意味です。


「原型」の使い方

「原型」は名詞・形容動詞として「原型だ・である」「原型となる」「原型を取る」などと使われます。

基本的に、ある物やものごとの元となる、構造や構成をしているものに使われる言葉です。


「原型」の例文

・『札幌の特徴である碁盤の目の様な街並みの原型は京都である』

「原形」とは?

「原形」「げんけい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ずっとある今のかたち」という意味で、最初から変わらずにそのまま保っている形のことです。

2つ目は「変化する前のかたち」という意味で、既に変わってしまったものが、変わる前の形のことです。

上記に共通するのは「元あったかたち」という意味です。

「原形」の使い方

「原形」は名詞として「原形を保つ・保った」「原形をとどめる・とどめない」「動詞の原形」などと使われます。

基本的に、あるものが元からあるかたちのことや、変化する前のかたちに使われる言葉です。

「原形」の例文

・『この雪像はまだ原形をとどめている』

「元型」とは?

「元型」「げんけい」と読みます。

意味は、「哲学用語で、人間の深層心理にあって遺伝的に伝わり、神話・伝説・夢などに表れる心像の基本となるもののこと」です。

ユングによって確立された言葉で、時代や国が違っても、ある物に対し共通に持っているイメージのことです。

例えば、「人が社会生活において、求められた役割を演じる機能やその一面」として「ペルソナ」という元型があるとされています。

「元型」の使い方

「元型」は名詞として「元型がある・ない」「元型論」など使い方が限られています。

基本的に、国家や時代を超えて人々に伝わる、あるもののに対する共通の概念に使われる言葉です。

「元型」の例文

・『ユングの代表的な元型にはペルソナやシャドウがある』

「原型」と「原形」と「元型」の違い

「原型」「ある物やものごとの元となる、構造や構成をしているもの」という意味です。

「原形」「あるものが元からあるかたちのことや、変化する前のかたち」という意味です。

「元型」「国家や時代を超えて人々に伝わる、あるもののに対する共通の概念」という意味です。

まとめ

今回は「原型」「原形」「元型」について紹介しました。

「原型」「元となる構造や構成」「原形」「元のかたち」「元型」「遺伝的に確立された心像の基本」と覚えておきましょう。