みなさんは「離任」と「帰任」と「退任」という言葉がどのような意味を持っているかご存知で しょうか?
そこでこの記事では、「離任」と「帰任」と「退任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「離任」とは?
「離任」は「りにん」という読み方になります。
この「離任」とは「転任や退任などで任務・任地を離れること」という意味を持っている言葉になります。
一般的にはこれまで勤務していた場所から他のところに移る時に使われるイメージかあります。
「離任」の例文
ここで「離任」を使った例文を見ていくことにいたしましょう。
具体的には以下のような使い方が考えられます。
・『例年ならば、離任する職員の送別会を盛大に行うのがこの部署の伝統だったのですが、コロナの影響で自粛しなくてはならない』
・『彼がこの部署を離任してから、一気に活気が失われてしまった』
「帰任」とは?
「帰任」は「きにん」という読み方になります。
この「帰任」とは、「一時離れていた任地や任務に戻ること」を意味している言葉になります。
「帰任」の例文
続いて「帰任」の例文を見ていくことにいたしましょう。
この言葉は、どのような使い方になるでしょうか?
・『田中さんが出向先から5年ぶりに帰任きてきたのだが、以前と比べてたくましく成長した印象を受ける』
・『地方の関連会社に出向していた彼も10年ぶりに本社に帰任することが決まったが、彼のことを覚えている人はそんなに多くはない』
「退任」とは
「退任」は「たいにん」という読み方になります。
この「退任」とは「役職を辞めること」、あるいは「任期を満了して役職から退くこと」を意味する言葉です。
「退任」の例文
ここで「退任」の例文を見ていくことにしましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『私の父は40年間勤め挙げてきた会社の相談役を退任することにしたのです』
・『もう退任してから10年になるが、もう今では私のことを知る人も少なくなっていることだろう』
「離任」と「帰任」と「退任」の違い
ここで「離任」と「帰任」と「退任」の違いを見ていくことにいたしましょう。
どのような違いがあるでしょうか?「離任」は「転任・退任などで任務・任地を離れること」を意味しています。
「帰任」とは「一時離れていた任地・任務に戻ること」を言っており、「退任」は「役職を辞めること」「任期を満了して役職から退く」という意味になります。
このことから「離任」と「辞任」の違いをフォーカスすると、学校などで今勤務している学校を離れて他の学校に移動していくのが「離任」であり、退職する場合は「退任」となるのです。
「帰任」は「しばらく離れていた部署に戻る」という意味になるので、前者2つの言葉とは全く解釈が異なります。
まとめ
ここまで「離任」と「帰任」と「退任」の意味や違いについて説明してきました。
こららの言葉の相違点を、しっかりと認識して間違いのないようにしておきましょう。