「論点が違う」と「視点が違う」と「観点が違う」の違いとは?分かりやすく解釈

「論点が違う」と「視点が違う」と「観点が違う」の違い生活・教育

この記事では、「論点が違う」「視点が違う」「観点が違う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「論点が違う」とは?

「論点が違う」の意味は、「議論の中心となる問題から外れていること」で、本来話し合うべき内容とは違うことを話し合っている状態のことです。

「論」「筋道を立てて述べる「事の理非を述べたてる」という意味、「点」「特定の位置や箇所」という意味、「論点」「事の理非を述べ立てる特定の位置や場所」になります。


「論点が違う」の使い方

「論点が違う」「論点(名詞)+が(助詞)+違う(動詞)」で構成されている文章で、これだけで「主語+述語」として意味が成り立ちます。

基本的に、話し合うべき内容とは外れたことを話し合っている状態に使われる言葉です。


「論点が違う」の例文

・『その話題は論点が違うのでまた次回にする』

「視点が違う」とは?

「視点が違う」の意味は「ものごとに注目したり、考えたりする立場が異なること」で、特に重視したり考えたりする立場がお互いに異なる様子のことです。

「視」「みる」とも読み「視力でものをとらえる」「~と見なす」という意味、「視点」「ものごとをそうと見なす特定の位置や箇所」になります。

「視点が違う」の使い方

「視点が違う」「視点(名詞)+が(助詞)+違う(動詞)」で構成されている文章で、これだけで「主語+述語」として意味が成り立ちます。

基本的に、良い・悪いに関係なく、ものごとに対して注視したり考えたりする立場が異なる状態に使われる言葉です。

「視点が違う」の例文

・『視点が違う者同士が歩み寄る目的で話し合う』

「観点が違う」とは?

「観点が違う」の意味は「ものごとへの見方や考え方が異なること」で、ものごとに対する概念や基本的な考えが異なることです。

「観」「みる」とも読み「ものごとを見て、意味や本質をとらえる」「考える」という意味、「観点」「ものごとを見て、意味や本質を取らえる部分が異なること」になります。

「観点が違う」の使い方

「観点が違う」「観点(名詞)+が(助詞)+違う(動詞)」で構成されている文章で、これだけで「主語+述語」として意味が成り立ちます。

基本的に、良い・悪いに関係なく、ものごとへの意味や本質と捉える考え方が異なる状態に使われる言葉です。

「観点が違う」の例文

・『環境保護の立場と経済促進の立場では観点が違う』

「論点が違う」と「視点が違う」と「観点が違う」の違い

「論点が違う」「話し合うべき内容とは外れたことを話し合っている状態」という意味です。

「視点が違う」「良い・悪いに関係なく、ものごとに対して注視したり考えたりする立場が異なる状態」という意味です。

「観点が違う」「良い・悪いに関係なく、ものごとへの意味や本質と捉える考え方が異なる状態」に使われる言葉です。

まとめ

今回は「論点が違う」「視点が違う」「観点が違う」について紹介しました。

「論点が違う」「話し合うべきことから外れる」「視点が違う」「注目する部分が異なる」「観点が違う」「考え方が異なる」と覚えておきましょう。