みなさんは「皇子」と「太子」と「皇太子」という立場がどのようなものなのかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「皇子」と「太子」と「皇太子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「皇子」とは?
「皇子」は「おうじ」という読み方になります。
この「皇子」とは「天皇の男の子」「御子(みこ)」「天皇の子で皇位についていない人」「親王や内親王」を指しています。
皇子」の例文
では、ここで「皇子」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章になります。
・『彼は生まれながらの皇子であり、とても気品のある雰囲気をまとっている』
・『ウチの高校に皇子が進学してきたという噂が持ち上がって大騒ぎになっています』
「皇子」という立場になってくると、気高い雰囲気があり、一般人とは全く異なるのかもしれません。
「太子」とは?
「太子」は「たいし」という読み方になります。
この「太子」とは「皇位を継ぐべき皇子」「皇太子」「皇位を継ぐものと定められている皇子や王子」「東宮(とうぐう)」 「ひつぎのみこ」「古代中国の天子や諸侯の世継ぎ」を指しています。
「太子」の例文
ここで「太子」の例文を見て行くことにいたしましょう。
どのような文章が考えられるでしょうか?
・『聖徳太子は過去に1万円のイメージがあるけど、やかり聖人の1人だと言ってもいいでしょう』
・『A国の公太子が来日してきましたが、沿道には多くの見物人が集まり、大騒ぎになっていた』
「皇太子」とは
「皇太子」は「こうたいし」という読み方になります。
この「皇太子」とは「皇位を継承すべき皇子」「東宮」「皇位継承者・皇嗣(こうし)たる皇子」という意味がるのですが、皇嗣が皇孫なら「皇太孫」であり、他の皇族と異なり皇族の身分を離れることができません。
「皇太子」の例文
続いて「皇太子」の例文を見て行くことにしましょう。
この言葉の使い方としては、次のような文章が挙げられます。
・『皇太子は日本全国回っているが、本当に気品のある方だと感じた』
・『皇太子は今回の災害地域において多くの人々に勇気を与えたのだ』
「皇子」と「太子」と「皇太子」の違い
ここで「皇子」と「太子」と「皇太子」の違いを見ていくことにいたしましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「皇太子」とは 「皇位を継承すべき皇子」という意味を持つ言葉であり、「皇位継承の順位が1位のものに限られる」という意味になります。
一方の「皇子」は単に「天皇や天子の子」を意味する言葉で、皇位継承順位は関係がありません。
まとめ
ここまで「皇子」と「太子」と「皇太子」の意味と違いを説明してきました。
これらの立場の人を触れ合う機会は決して多くはありませんが、もし会う機会があれば、非常に感動を覚えるのではないでしょうか?是非、これらの人たちの違いを理解しておきたいものです。
