この記事では、「理知的」と「理性的」と「論理的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理知的」とは?
「理知的」は「りちてき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「理性だけではなく知恵を持っている人」という意味で、ものごとを筋道立てて考えられるだけではなく、それに対応する知恵も持っていて、正しく判断できる様子のことです。
2つ目は「頭が良く冷静に判断できる様に見える様子」という意味で、その人の醸し出す雰囲気が知的に見えることです。
上記に共通するのは「理性と知恵を持っている」という意味です。
「理知的」の使い方
「理知的」は」名詞・形容動詞として「理知的だ・である」と使われたり、形容詞として「理知的な表情」などと使われます。
基本的に、冷静に考える能力である理性だけではなく、知恵も持ち合わせていることや、そう見える人に使われる言葉です。
「理知的」の例文
・『彼は理知的なので、婚活イベントでモテる』
「理性的」とは?
「理性的」は「りせいてき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「生理的な衝動ではなく、常に考えて判断できる様子」という意味で、本能的に行動するのではなく、現在の状況や自分のやるべきことなどをきちんと考えて行動できることです。
2つ目は「感情に流されず、冷静に行動できる様子」という意味で、その時の喜怒哀楽に任せてふるまわず、周囲の状況を良く見て冷静に振るまえることです。
上記に共通するのは「冷静に考える」という意味です。
「理性的」の使い方
「理性的」は名詞・形容動詞として「理性的だ・である」「理性的に考える」などと使われたり、形容詞として「理性的な態度」などと使われます。
基本的に、本能や感情に流されず、冷静に状況を見て考えたり行動できる人に使われる言葉です。
「理性的」の例文
・『彼はいじられた時でも理性的に返せる』
「論理的」とは?
「論理的」は「ろんりてき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「きちんと筋道立てて考えられる能力を持っていること」という意味で、一貫性のある考え方ができる人のことです。
2つ目は「論理学のこと」という意味で、論理学全般や関連する書物などを含みます。
上記に共通するのは「筋道立てて考える」という意味です。
「論理的」の使い方
「論理的」は名詞・形容動詞として「論理的だ・である」と使われたり、形容詞として「論理的な頭脳」などと使われます。
基本的に、ものごとをきちんと筋道立てて考えられる能力を持っている人に使われる言葉です。
「論理的」の例文
・『彼女は会議で論理的な発言が出来る』
「理知的」と「理性的」と「論理的」の違い
「理知的」は「冷静に考える能力である理性だけではなく、知恵も持ち合わせていることや、そう見える人」という意味です。
「理性的」は「本能や感情に流されず、冷静に状況を見て考えたり行動できる人」という意味です。
「論理的」は「ものごとをきちんと筋道立てて考えられる能力を持っている人」という意味です。
まとめ
今回は「理知的」と「理性的」と「論理的」について紹介しました。
「理知的」は「理性と知恵を持っている」、「理性的」は「冷静に考えられる」、「論理的」は「筋道立てて考えられる」と覚えておきましょう。