「素朴」と「地味」と「シンプル」の違いとは?分かりやすく解釈

「素朴」と「地味」と「シンプル」の違い生活・教育

この記事では、「素朴」「地味」「シンプル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「素朴」とは?

「素朴」「そぼく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自然の状態に近く、人の手が加えられていないこと」という意味で、ほぼ元のままの状態で、分かりやすい様子のことです。

2つ目は「人の性質が素直で飾り気がないこと」という意味で、純粋で大人しい様子のことです。

上記に共通するのは「自然のままに近い」という意味です。


「素朴」の使い方

「素朴」は名詞・形容動詞として「素朴だ・である」と使われたり、形容詞として「素朴な味」と使われたり、副詞として「素朴にふるまう」などと使われます。

基本的に、自然のままに近く、人の手が加えられない様子に使われる言葉です。


「素朴」の例文

・『自分で作った素朴な味のケーキの方が美味しい』

「地味」とは?

「地味」「じみ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「形や模様などが派手でなく目立たないこと」という意味で、見た目があまり目を引かない様子のことです。

2つ目は「性質やふるまいなどが質素で控えめなこと」という意味で、人前で目立つ行動をしない様子のことです。

上記に共通するのは「派手でなく目立たない」という意味です。

「地味」の使い方

「地味」は名詞・形容動詞として「地味だ・である」と使われたり、形容詞として「地味な模様」などと使われたり、副詞として「地味に暮らす」などと使われます。

基本的に、見た目や性質などが派手でなく目立たない様子に使われる言葉です。

「地味」の例文

・『彼女は地味な色の洋服ばかり着ている』

「シンプル」とは?

「シンプル」の意味は以下の通りです。

1つ目は「簡単で分かりやすい様子」という意味で、複雑な部分がなく、誰にでも分かる様子のことです。

2つ目は「飾り気や無駄な部分がない」という意味で、余計なものがついておらず、すっきりしている様子のことです。

上記に共通するのは「単純である」という意味です。

「シンプル」の使い方

「シンプル」は名詞・形容動詞として「シンプルだ・である」と使われたり、形容詞として「シンプルなやり方」などと使われたり、副詞として「シンプルに描く」などと使われます。

基本的に、単純で分かりやすい様子や、無駄な部分がない様子に使われる言葉です。

「シンプル」の例文

・『部屋の壁紙はシンプルな方がいい』

「素朴」と「地味」と「シンプル」の違い

「素朴」「自然のままに近く、人の手が加えられない様子」という意味です。

「地味」「見た目や性質などが派手でなく目立たない様子」という意味です。

「シンプル」「単純で分かりやすい様子」「無駄な部分がない様子」という意味です。

まとめ

今回は「素朴」「地味」「シンプル」について紹介しました。

「素朴」「自然のままに近い」「地味」「目立たない」「シンプル」「単純で分かりやすい」と覚えておきましょう。