この記事では、「継続」と「連続」と「断続」の違いを分かりやすく説明していきます。
「継続」とは?
「継続」は「けいぞく」と読みます。
「継続」は「前から行っていることを、そのまま続けること。
そのまま続くこと」という意味があります。
また「連続」には「以前からのことを受け続くこと。
継承」という意味があります。
「継続」の言葉の使い方
朝から会議をしていて、お昼休みの時間になったものの、まだ結論が出ていないということがあります。
お昼休みに入らずに、そのまま会議を続ける場合は、「お昼休みの時間だが、会議を継続する」などという文章を作ることができます。
また、親が経営していた飲食店を、息子が引き継ぐときに、飲食店のメニューなどを継承する場合、「息子の代に入っても、父の代のメニューを継続して提供する」などという文章にできます。
「連続」とは?
「連続」は「れんぞく」と読みます。
「連続」は「切れ目なく続くこと。
また続けること」という意味があります。
「連続」の言葉の使い方
会社の不祥事が、切れ目なく続くような時期があるかもしれません。
このような時期を、「会社の不祥事が連続して起きた時期」などという文章を作ることができます。
また、カレーライスが大好きで、3日続けて食べる場合、「3日連続カレーライスを食べる」などという文章を作ることができます。
「断続」とは
「断続」は「だんぞく」と読みます。
「断続」は「時々途切れながら続くこと」という意味があります。
「断続」の言葉の使い方
梅雨の時期など、雨が降ったりやんだりしながら、長期間振り続けるような場面を見た時、「雨が断続して振る」などという文章を作ることができます。
また、寝ているときに、奇妙な音が鳴ったり、止んだりする状態が続く場合、「嫌な音が断続的に鳴り、気味が悪い」などと表現することができます。
「継続」と「連続」と「断続」の違い
「継続」は「前から行っていることを、そのまま続けること。
そのまま続くこと」という意味があります。
次に、「連続」は「切れ目なく続くこと。
また続けること」という意味があります。
さらに「断続」は「時々途切れながら続くこと」という意味があります。
3つの言葉は、何かが続く様子を意味する言葉という共通点があります。
ただし、「継続」は前からしていることを、そのまま続けるという意味があります。
また「連続」は「切れ目なく続くこと」を意味するのに対して、「断続」は、時々途切れながら続くという意味があるという違いがあります。
このように、以前からしていることを続ける時は「継続」を使い、切れ目なく続ける場合は「連続」を、時々途切れながら続く場合は「断続」と、意味の違いに応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「継続」と「連続」と「断続」の違いについて見てきました。
3つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。