この記事では、「気候」と「季節」と「時期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気候」とは?
「気候」は「きこう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある地域で、1年間に繰り返される大気の状態」という意味で、気温や降水量、風速などに関して特徴的に起きる状態のことです。
2つ目は「時節や時期」という意味で、時の流れの変わり目のことです。
上記に共通するのは「周囲の流れ」という意味です。
「気候」の使い方
「気候」は名詞として「穏やかな気候」「寒冷な気候」「気候変動」などと使われます。
基本的に、ある地域で1年間に繰り返される平均的な大気の状態に使われる言葉です。
「気候」の例文
・『ここ一帯は温暖な気候のお陰で農作物が良く育つ』
「季節」とは?
「季節」は「きせつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「1年を気温や日照時間などの変化によって分けた時のそれぞれの区切り」という意味で、日本では「春夏秋冬」の四季があり、熱帯地方では「乾季・雨期」があります。
2つ目は「あるものが旬にな時期」という意味で、全国的に特定の活動が盛んになる頃のことです。
上記に共通するのは「1年のうちでの移り変わり」という意味です。
「季節」の使い方
「季節」は名詞として「季節がめぐる・めぐった」「季節労働者」「季節の移り変わり」などと使われます。
基本的に、1年における春夏秋冬の区切りのことや、社会的に特定の活動が盛んになる頃合いに使われる言葉です。
「季節」の例文
・『冬が終わってもうすぐ花見の季節がやってくる』
「時期」とは?
「時期」は「じき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある間隔を持った時間の流れ」という意味で、あるものごとが生じる一定期間のことです。
2つ目は「その時」という意味で、話の内容が表している頃合いのことです。
上記に共通するのは「あることが起きる頃合い」という意味です。
「時期」の使い方
「時期」は名詞として「時期が来る・来た」「時期が悪い」「時期的」「時期尚早」などと使われます。
基本的に、あるものごとが生じることの多い一定期間や、話の内容が示す頃合いに使われる言葉です。
「時期」の例文
・『入学式の時期になると申し合わせた様に桜が咲く』
「気候」と「季節」と「時期」の違い
「気候」は「ある地域で1年間に繰り返される平均的な大気の状態」という意味です。
「季節」は「1年における春夏秋冬の区切り」「社会的に特定の活動が盛んになる頃合い」という意味です。
「時期」は「あるものごとが生じることの多い一定期間」「話の内容が示す頃合い」という意味です。
まとめ
今回は「気候」と「季節」と「時期」について紹介しました。
「気候」は「その地域での大気の状態」、「季節」は「春夏秋冬などの移り変わり」、「時期」は「ある活動をする頃合い」と覚えておきましょう。