「見合う」と「似合う」と「相応しい」の違いとは?分かりやすく解釈

「見合う」と「似合う」と「相応しい」の違いとは?生活・教育

この記事では、「見合う」「似合う」「相応しい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見合う」とは?

「見合う」「みあう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「お互いに相手の顔を見る」という意味で、相手と顔を合わせて見つめることを言います。

2つ目は「あるものに対応するもの」という意味で、価値や重要性などが釣り合っていることを言います。

3つ目は「大勢で見物する」という意味で、複数の人で見て共感することを言います。

4つ目は「出くわす」という意味で、その場でたまたま遭遇してしまうことを言います。

上記に共通するのは「相手と対する」という意味です。


「見合う」の使い方

「見合う」は動詞として「見合う・見合った」と使われたり、副詞として「見合って」と使われたりします。

基本的に、お互いの顔を見るという意味から転じて、あるものに対して同等の価値があることにも使われる言葉です。


「見合う」の例文

・『この給料は仕事の内容に見合っていない』

「似合う」とは?

「似合う」「にあう」と読み、の意味は以下の通りです。

1つ目は「一方が他方によく釣り合っていること」という意味で、あるものがもう一つのものと同じ位の価値や重要性があることを言います。

2つめは「2つのものがお互い調和する」という意味で、あるもの同士が丁度良く合っていることを言います。

上記に共通するのは「調和する」という意味です。

「似合う」の使い方

「似合う」は動詞として「似合う・似合った」と使われたり、副詞として「似合って」と使われたりします。

基本的に、あるもの同士が馴染んでよく調和している様子に使われる言葉です。

「似合う」の例文

・『その髪型はあなたにとても似合っています』

「相応しい」とは?

「相応しい」「ふさわしい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるもの価値や魅力が、もう一つのものと同程度であること」という意味で、2つのものの価値や魅力が釣り合っていることを言います。

2つ目は「現在の自分の状況に適している」という意味で、身分や立場など、環境的なものがその人に合っていることを言います。

上記に共通するのは「適している」という意味です。

「相応しい」の使い方

「相応しい」は形容詞として使われたり、副詞として「相応しく」と使われたりします。

基本的に、あるものに対してもう一方が適している、好ましいと思う様子に使われる言葉です。

「相応しい」の例文

・『子供に相応しいおもちゃを与えてあげたい』

「見合う」と「似合う」と「相応しい」の違い

「見合う」「お互いの顔を見ること」「あるものに対して同等の価値があること」という意味です。

「似合う」「あるもの同士が馴染んでよく調和している様子」という意味です。

「相応しい」「あるものに対してもう一方が適している、好ましいと思う様子」という意味です。

まとめ

今回は「見合う」「似合う」「相応しい」について紹介しました。

「見合う」「同等の価値がある」「似合う」「調和している」「相応しい」「適している」と覚えておきましょう。