この記事では、「訓練」と「鍛錬」と「修練」の違いを分かりやすく説明していきます。
「訓練」とは?
「訓練」は「くんれん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あることを継続的に教え続けて身体で覚えさせること」という意味で、あるものごとを身に付ける為に継続的に練習することを言います。
2つ目は「能力や技能を身に付ける為に、組織的に教育すること」という意味で、学生や新入社員などに、組織として能力や技能を伸ばす教育を受けさせることを言います。
上記に共通するのは「継続的に教えて身に付ける」という意味です。
「訓練」の使い方
「訓練」は名詞として動詞を伴い「訓練する・した」と使われたり、副詞として「訓練して」と使われたりします。
基本的に、ある能力や技能を身に付ける為に、継続的に教えることに使われる言葉です。
「訓練」の例文
・『厳しい訓練により、強靭な肉体を手に入れた』
「鍛錬」とは?
「鍛錬」は「たんれん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「金属を打って強靭に造り上げること」という元の意味です。
2つ目は「厳しい練習や教えを積んで、能力や精神を強くすること」という意味で、厳しくきたえることで、より自分を成長させることを言います。
上記に共通するのは「厳しくきたえる」という意味です。
「鍛錬」の使い方
「鍛錬」は名詞として動詞を伴い「鍛練する・した」と使われたり、副詞として「鍛練して」と使われたりします。
基本的に、日常で使われる場合、厳しく練習したり指導を受けたりして、武術やスポーツ、学問などを身に付けることに使われる言葉です。
「鍛錬」の例文
・『彼は水中で鍛練することで呼吸法を身に付けた』
「修練」とは?
「修練」は「しゅうれん」と読みます。
意味は「学問や技芸などを習うことで、心身を厳しくきたえること」で、何かを習うことにより、心身が強くなることを言います。
「修練」の使い方
「修練」は名詞として動詞を伴い「修練する・した」と使われたり、副詞として「修練して」と使われたりします。
基本的に、学問や技芸などを習うことによって、心身を厳しくきたえ上げることに使われる言葉です。
「修練」の例文
・『これくらいのことで挫折するとはまだまだ修練が足りない』
「訓練」と「鍛錬」と「修練」の違い
「訓練」は「ある能力や技能を身に付ける為に、継続的に教えること」という意味です。
「鍛錬」は「厳しく練習したり指導を受けたりして、武術やスポーツ、学問などを身に付けること」という意味です。
「修練」は「学問や技芸などを習うことによって、心身を厳しくきたえ上げること」という意味です。
まとめ
今回は「訓練」と「鍛錬」と「修練」について紹介しました。
「訓練」は「継続的に練習する」、「鍛錬」は「厳しく練習して身に付ける」、「修練」は「練習することで心身を鍛える」と覚えておきましょう。