この記事では、「輸送」と「郵送」と「郵便」の違いを分かりやすく説明していきます。
「輸送」とは?
乗り物を使用して物資を運ぶことです。
車、列車、船、航空機などが使用されます。
運ぶものは物資で人ではありません。
そのため、東京駅で列車に人が乗り、列車に運んでもらって上野で降りるなどは、この言葉が意味するものではありません。
毎朝通勤時間帯には、多くの人が列車に運ばれていますが、このことではないのです。
物資といっても、片手にのってしまうものもあれば、人間よりも大きなものもあります。
この言葉には、物資の大きさの意味は含まれていません。
物資を指す言葉なのではなく、ある場所から別のある場所に移動させるという意味の言葉です。
また、運ぶ場所は、個人から個人、企業から個人、企業から企業などさまざまあります。
「輸送」の例文
・『輸送には時間がかかります』
・『輸送方法を選ぶ』
「郵送」とは?
郵便で送ることです。
郵便とは通信事業の一つで、手紙やはがきなどを目的の場所にまで届けてくれるサービスです。
日本では日本郵政グループが事業を運営しています。
送れるものは食品、衣類、手紙、はがき、日用雑貨などさまざまです。
ただし、すべてのものを送れるのではなく、国際郵便を使う場合は香水、一部の化粧品、ライター、消毒液、花火などは送ることができません。
目的地に届けるために、自動車やバイクが使用されますが、この言葉は自動車やバイクを使用してという点に重きをおいているのではなく、郵便を使ってという点に重きをおいています。
「郵送」の例文
・『郵送をお願いする』
・『郵送にかかる費用を計算する』
「郵便」とは
通信事業の一つで、手紙やはがきなどを目的地に届けるサービスです。
手紙やはがきは送れるもののサイズや重さが決まっています。
また、サイズや重さによって届けるためにかかる料金が変わります。
料金は切手代として支払い、送るものに切手を貼りつけます。
手紙やはがきに書かれている内容は問わず、このサービスでは目的地に届けてくれます。
届けて欲しいものには、目的地の住所を記載します。
相手の住所だけでなく、自分の住所も記載するようにします。
「郵便」の例文
・『郵便ポストに投函する』
・『郵便にかかわる仕事』
「輸送」と「郵送」と「郵便」の違い
「輸送」と「郵送」はあるところから別のあるところに移すことです。
「輸送」の場合は届けるために車、列車、航空機などを使用します。
人が手で運ぶことではありません。
「郵送」の場合は「郵便」を使用して送ることを指します。
車などを使用しますが、使用する乗り物に焦点を当てているのではありません。
「郵便」は事業のことです。
まとめ
あるところから別のあるところに届けるという意味が似ていますが、どのような手段を使って届けるのかという点に違いがあります。
また、一つの語は届けることではなく事業を意味しています。