この記事では、「明暗」と「名案」と「妙案」の違いを分かりやすく説明していきます。
「明暗」とは?
「明暗」は「めいあん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「明るいことと暗いこと」という元の意味で、明るさの対比のことです。
2つ目は転じて「ものごとの良い面と悪い面」という意味で、成功と失敗、幸福と不幸など、真逆の結果を対比することです。
3つ目は「絵画や写真などで、色の濃淡や明るさなどを対照させること」という意味で、輪郭や立体感をよりはっきりさせる為の技法です。
上記に共通するのは「真逆の対比」という意味です。
「明暗」の使い方
「明暗」は名詞として「明暗が大きい・小さい」「明暗を分ける」「明暗順応」などと使われます。
基本的に、明るいことと暗いことの対比や、転じてものごとの真逆な結果の対比に使われる言葉です。
「明暗」の例文
・『両チームの運命はこの一球で明暗が分かれた』
「名案」とは?
「名案」は「めいあん」と読みます。
意味は「素晴らしい考えのこと」で、誰が聞いても素晴らしいと思い納得できる考えのことです。
「名」は「な」とも読み「名高い」「すぐれている」という意味、「案」は「考えた内容や計画」という意味、「名案」で「優れた内容や計画を考えること」になります。
「名案」の使い方
「名案」は名詞・形容動詞として「名案だ・である」「名案が浮かぶ・浮かんだ」などと使われます。
基本的に、誰が聞いても素晴らしいと思う内容や計画を考えることに使われる言葉です。
「名案」の例文
・『顧客を増やすキャンペーン内容について名案が浮かぶ』
「妙案」とは?
「妙案」は「みょうあん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「非常に素晴らしい考え」という意味で、上記で紹介した「名案」と同じ意味です。
2つ目は「普通の人では思いつかない様な素晴らしい考え」という意味で、変わった発想で素晴らしいと思える計画や考えのことです。
「妙案」の使い方
「妙案」は名詞・形容動詞として「妙案だ・である」「妙案が浮かぶ・浮かんだ」などと使われます。
基本的に、非常に素晴らしい考えのことや、ものの見方や考え方が変わっていて、素晴らしいと思える考えに使われる言葉です。
「妙案」の例文
・『人を増やさずにミスを減らす為の妙案が浮かぶ』
「明暗」と「名案」と「妙案」の違い
「明暗」は「明るいことと暗いことの対比」「転じてものごとの真逆な結果の対比」という意味です。
「名案」は「誰が聞いても素晴らしいと思う内容や計画を考えること」という意味です。
「妙案」は「非常に素晴らしい考えのことや、ものの見方や考え方が変わっていて、素晴らしいと思える考え」という意味です。
まとめ
今回は「明暗」と「名案」と「妙案」について紹介しました。
「明暗」は「真逆の結果」、「名案」は「素晴らしい考え」、「妙案」は「普通の人が思いつかない素晴らしいう考え」と覚えておきましょう。