この記事では、「捕まえる」と「捕らえる」と「捉える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「捕まえる」とは?
「捕まえる」は「つかまえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「逃げようとするものを掴んでおさえる」という意味で、逃げられない様にしっかり取りおさえることです。
2つ目は「声をかけて呼び止める」という意味で、自分から離れていく人を引き留めることです。
3つ目は「~を相手に」という意味で、副詞として使われます。
上記に共通するのは「離れていくものを止める」という意味です。
「捕まえる」の使い方
「捕まえる」は動詞として「捕まえる・捕まえた」「捕まる・捕まった」と使われたり、副詞として「社長を捕まえて直談判する」などと使われます。
基本的に、自分から遠ざかっていくものを取り押さえたり、引き留めたりすることに使われる言葉です。
「捕まえる」の例文
・『子供がカブトムシを捕まえる』
「捕らえる」とは?
「捕らえる」は「とらえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「生き物を捕獲する」という意味で、動物を生きたまま拘束することです。
2つ目は「逃げる人を離さない様に掴むこと」という意味で、手でしっかりつかんで離さない様にすることです。
上記に共通するのは「押さえて止める」という意味です。
「捕らえる」の使い方
「捕らえる」は動詞として「捕らえる・捕らえた」「捕らえられる・捕らえられた」と使われたり、副詞として「捕らえて売る」などと使われます。
基本的に、生き物を捕獲することや、相手の動きを押さえて止めることに使われる言葉です。
「捕らえる」の例文
・『自給自足生活で魚を捕らえる』
「捉える」とは?
「捉える」は「とらえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は@「あるもごとを確実に自分のものにする」という意味で、自分にとって有利なものを手に入れることです。
2つ目は「ものごとの本質や内容を理解して身に付ける」という意味で、ものごとを正しく解釈して自分のものにすることです。
3つ目は「感覚ではっきりと分かる」という意味で、わずかな変化も感じることです。
4つ目は「ある部分を取り立てて問題視する」という意味で、ひとつのものごとにこだわることです。
5つ目は「強く関心を引く」という意味で、人の気持ちを引き付けることです。
上記に共通するのは「感覚として受け止める」という意味です。
「捉える」の使い方
「捉える」は動詞として「捉える・捉えた」と使われたり、副詞として「特徴を捉えて描く」などと使われます。
基本的に、抽象的なものを感覚的に受け止めることに使われる言葉です。
「捉える」の例文
・『彼女の歌は多くの人々の心を捉える』
「捕まえる」と「捕らえる」と「捉える」の違い
「捕まえる」は「自分から遠ざかっていくものを取り押さえたり、引き止めたりすること」という意味です「捕らえる」は「生き物を捕獲することや、相手の動きを押さえて止めること」という意味です。
「捉える」は「抽象的なものを感覚的に受け止めること」という意味です。
まとめ
今回は「捕まえる」と「捕らえる」と「捉える」について紹介しました。
「捕まえる」は「逃げるものを取り押さえる」、「捕らえる」は「動きを止める」、「捉える」は「感覚的に受け止める」と覚えておきましょう。