この記事では、「夫婦」と「家族」と「夫妻」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象のある、3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「夫婦」とは?
「夫婦」は「ふうふ」と読みます。
「夫婦」は「婚姻関係にある男女の一組」という意味があります。
「夫婦」の言葉の使い方
結婚をした夫婦が、同じような生活を送っているうちに、性格や趣味などが似てくることがあります。
このような場合、「似たもの夫婦」などと呼ばれることがあります。
また、結婚した男女が、喧嘩をすることはよくあります。
このような喧嘩は「夫婦喧嘩」と呼ばれることになります。
「家族」とは?
「家族」は「かぞく」と読みます。
「家族」は、「夫婦とその血縁関係者を中心に構成されていて、共同生活の単位となる集団」という意味があります。
「家族」の言葉の使い方
「夫婦」とその親、または子供などで構成されていて、一緒に暮らしている集団のことを「家族」と呼びます。
例えば、親2人、子供2人、祖父母2人の6人が、二世帯住宅などに暮らしている場合は、「6人家族」などと呼ばれることになります。
また、「夫婦」と子供たちが、旅行などに出かけて、お互いのきずなを強くしようとする場合は、「家族のきずなを旅行で深める」などという文章にできます。
「夫妻」とは
「夫妻」は「ふうふ」と読みます。
「夫妻」は「夫と妻」という意味があります。
「夫妻」は「夫婦」の改まった言い方になります。
「夫妻」の言葉の使い方
「夫妻」は、「夫婦」の改まった言い方のため、自分たちのことを「私たち夫妻」などと呼ぶことはありません。
自分たちの「夫婦」以外の「夫婦」に対して、「夫妻」という言葉を使います。
例えば、友達の「夫婦」をホームパーティーに招くとき、「夫妻でおいでください」などという誘い方をします。
「夫婦」と「家族」と「夫妻」の違い
「夫婦」は「婚姻関係にある男女の一組」という意味があります。
また「家族」は、「夫婦とその血縁関係者を中心に構成されていて、共同生活の単位となる集団」という意味があります。
さらに「夫妻」は「夫と妻」という意味があります。
「夫婦」と「夫妻」は、結婚した男女という意味があり、同じ意味を持ちます。
ただし「夫婦」が一般的な呼び名なのに対して、「夫妻」はかしこまった言い方だという違いがあります。
また、「家族」は「夫婦」を中心とした、子供や両親などを含む、共同生活を送る集団のことを意味するという違いがあります。
このように、結婚した男女について「夫婦」と呼び、かしこまった言い方をしたいときは、「夫妻」と呼びましょう。
また「夫婦」を含む集団のことを、「家族」と呼ぶといいでしょう。
まとめ
「夫婦」と「家族」と「夫妻」の違いについて見てきました。
3つの言葉には微妙な意味の違い、明確な意味の違いがありました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。