この記事では、「探す」と「捜す」と「探る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「探す」とは?
「探す」は「さがす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分が欲しいものを見つける為に、あちこちを見て回ること」という意味で、手に入れたいものを求めてあちこち回ることです。
2つ目は「欲しいものを求めて情報を広く集めること」という意味で、人に尋ねたり、ネットで検索するなどすることです。
上記に共通するのは「欲しいものを求める」という意味です。
「探す」の使い方
「探す」は動詞として「探す・探した」と使われたり、副詞として「探して歩く」などと使われます。
基本的に、自分が欲しいものを手に入れる為に、見て回ったり情報を集めたりすることに使われる言葉です。
「探す」の例文
・『今の財布と同じものをネットで探す』
「捜す」とは?
「捜す」は「さがす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「落としたり見失ったりしたものを見つける為に、あちこち見て回ること」という意味で、自分の手元からなくなったものを見つけようとすることです。
2つ目は「人や証拠など、事件や問題を解決するものを見つける為に調べたり見て回ったりすること」という意味で、行方不明者や事件の証拠など、問題を解決するものを見つけ出そうと努力することです。
上記に共通するのは「見えなくなったものを求める」という意味です。
「捜す」の使い方
「捜す」は動詞として「捜す・捜した」と使われたり、副詞として「捜して見つける」などと使われます。
基本的に、落としたり見失ったりした人やものを見つけ出そうと、調べたり見て回ったりすることに使われる言葉です。
「捜す」の例文
・『夕べどこかでなくした財布を捜す』
「探る」とは?
「探る」は「さぐる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「見えない状態で、手足の感覚を頼りに見つける」という意味で、直接見えないものを手で触れながら求めることです。
2つ目は「相手の考えや様子などをそれとなく調べる」という意味で、相手の心のうちや状況などを推し量ることです。
3つ目は「分からないことを調べたり追究する」という意味で、ものごとの是非や真偽をはっきりさせる為に掘り下げることです。
4つ目は「最も良い方法を考える」という意味で、問題を解決する方法をあれこれ考えることです。
上記に共通するのは「あれこれ調べる」という意味です。
「探る」の使い方
「探る」は動詞として「探る・探った」と使われたり、副詞として「探って知らせる」などと使われたり、名詞として「探りを入れる」と使われます。
基本的に、直接見えないものを感覚で見つけ出すことや、分からないことを調べたり追究することに使われる言葉です。
「探る」の例文
・『ライバル会社の動向を探る』
「探す」と「捜す」と「探る」の違い
「探す」は「自分が欲しいものを手に入れる為に、見て回ったり情報を集めたりすること」という意味です「捜す」は「落としたり見失ったりした人やものを見つけ出そうと、調べたり見て回ったりするこ」という意味です。
「探る」は「直接見えないものを感覚で見つけ出すこと」「分からないことを調べたり追究すること」という意味です。
まとめ
今回は「探す」と「捜す」と「探る」について紹介しました。
「探す」は「欲しいものを見つける」、「捜す」は「なくなったものを見つける」、「探る」は「感覚で見つける」と覚えておきましょう。