この記事では、「迎える」と「出迎える」と「向かえる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「迎える」とは?
「迎える」は「むかえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人が来るのを期待して待ち受ける」という意味で、相手が来ることに対して好意的に待つことです。
2つ目は「人を呼び寄せること」という意味で、人にお願いして来てもらうことです。
3つ目は「人を家族や仲間に加える為に来てもらう」という意味で、仲間内や家族の一員として来てもらうことです。
4つ目は「ある時期や段階が訪れる」という意味で、確実にやってくるある時期が間近に迫ることです。
5つ目は「相手の攻撃を待ち構える」という意味で、防御の準備をして相手が攻めてくるのを待ち受けることです。
上記に共通するのは「相手が来るのを待つ」という意味です。
「迎える」の使い方
「迎える」は動詞として「迎える・迎えた」と使われたり、副詞として「客を迎えてごちそうする」などと使われたり、名詞として「お迎えに行く」などと使われます。
基本的に、人が来るのを期待して待ち受けることや、組織や家族の一員として来てもらうことに使われる言葉です。
「迎える」の例文
・『ハウスパーティーを開いてゲストを迎える』
「出迎える」とは?
「出迎える」は「でむかるえる」と読みます。
意味は、「相手が来るのを途中ま出て行って待ち受けること」で、家の外や駅など、相手が来る途中の場所まで出かけて行って待つことです。
「出迎える」の使い方
「出迎える」は動詞として「出迎える・出迎えた」と使われたり、副詞として「出迎えて案内する」などと使われたり、動詞として「お出迎えありがとう」などと使われます。
基本的に、自分から途中まで出て行って、相手が来るのを待ち受けることに使われる言葉です。
「出迎える」の例文
・『友達が遊び肉るので最寄り駅で出迎える』
「向かえる」とは?
「向かえる」は「むかえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある物を正面に見られる位置になれる」という意味で、顔や体をそちらの方向に位置した状態になれることです。
2つ目は「相手にできる」という意味で、相手に対等の立場でやり取りできることです。
3つ目は「ある方向へ移動できる」という意味で、目的地まで移動可能なことです。
上記に共通するのは「そちらへ行ける」という意味です。
「向かえる」の使い方
「向かえる」は動詞として「向かえる・向かえた」と使われることが多くなります。
基本的に、ある方向に移動できることや、対等な立場で相手にできることに使われる言葉です。
「向かえる」の例文
・『彼に立ち向かえるのは君しかいない』
「迎える」と「出迎える」と「向かえる」の違い
「迎える」は「人が来るのを期待して待ち受けること」「組織や家族の一員として来てもらうこと」という意味です。
「出迎える」は「自分から途中まで出て行って、相手が来るのを待ち受けること」という意味です。
「向かえる」は「ある方向に移動できること」「対等な立場で相手にできること」という意味です。
まとめ
今回は「迎える」と「出迎える」と「向かえる」について紹介しました。
「迎える」は「待ち受ける」、「出迎える」「途中まで行って待ち受ける」、「向かえる」は「そちらへ行ける」と覚えておきましょう。