この記事では、「違う」と「間違う」と「間違える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「違う」とは?
「違う」は「ちがう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「他と比べて同じではないことが分かる」という意味で、他と異なる点があることです。
2つ目は「2つのものの間に差があること」という意味で、数量や度合いに差異があることです。
3つ目は「事前にあった事柄と現実が同じでない」という意味で、正解だと思っていたことと異なることです。
4つ目は「基準となるものと一致しない」という意味で、結果が正解とされるものと異なることです。
5つ目は「位置や状態が正常でない」という意味で、体調や精神状態に異常がある様子のことです。
上記に共通するのは「比較して異なる」という意味です。
「違う」の使い方
「違う」は動詞として「違う・違った」と使われたり、副詞として「さっきと違って見える」などと使われたり、名詞として「違いが分かる」などと使われます。
基本的に、他と比較して同じではない様子や、正常な状態と差がある様子に使われる言葉です。
「違う」の例文
・『思っていたのと実際にやってみるのと大きく違う』
「間違う」とは?
「間違う」の意味は以下の通りです。
1つ目は「あるべき状態や結果と異なる」という意味で、本来そうであるべき結果に至らないことです。
2つ目は「間違っても」として「どんなことがあっても」という意味です。
3つ目は「間違える」と同じ意味で、正しい状態と食い違うことです。
上記に共通するのは「正しい結果にならない」という意味です。
「間違う」の使い方
「間違う」は動詞として「間違う・間違った」と使われたり、副詞として「字を間違えて書く」などと使われます。
基本的に、ものごとがあるべき状態から外れていることに使われる言葉です。
「間違う」の例文
・『洋服のデザインは良いが色の選択を間違う』
「間違える」とは?
「間違える」は「まちがえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「失敗する」という意味で、正しい状態にしそこなうことです。
2つ目は「他のものと取り違えること」という意味で、本来選ぶべきものではなく、他のものを選び、しかるべき結果にならないことです。
上記に共通するのは「正しい状態にしそこなう」という意味です。
「間違える」の使い方
「間違える」は動詞として「間違える・間違えた」と使われたり、副詞として「間違えて渡す」などと使われます。
基本的に、本来するべきことではなく他のことをした結果、やりそこなってしまうことに使われる言葉です。
「間違える」の例文
・『他人のビニール傘と間違えて持って帰る』
「違う」と「間違う」と「間違える」の違い
「違う」は「他と比較して同じではない様子」「正常な状態と差がある様子」という意味です。
「間違う」は「ものごとがあるべき状態から外れていること」という意味です。
「間違える」は「本来するべきことではなく他のことをした結果、やりそこなってしまうこと」という意味です。
まとめ
今回は「違う」と「間違う」と「間違える」について紹介しました。
「違う」は「同じではない」、「間違う」は「正解から外れている」、「間違える」は「選択を間違えてやり損なう」と覚えておきましょう。