「移送」と「搬送」と「運搬」の違いとは?分かりやすく解釈

「移送」と「搬送」と「運搬」の違い生活・教育

この記事では、「移送」「搬送」「運搬」の違いを分かりやすく説明していきます。

「移送」とは?

2つの意味があります。

ひとつは、あるところから別のあるところへと持って行くことです。

特に容疑者などを送ることをいいます。

Aという拘留所にBという殺人犯がいました。

この殺人犯を別のところに送りたいです。

送り先はCと決まりました。

そこで、警察などがBと一緒にCに向かい、AからCへと移動をさせました。

このことを意味する言葉です。

このときに、Bを一人で電車にのせて移動させることはしません。

自分で移動をしてもらうことではなく、人の場合だと一緒に行くことを意味します。

容疑者の場合だと一人で行かせては逃げられてしまう可能性があるので、警察などが一緒に行きます。

もう一つの意味は、行政上の手続きや訴訟の所管を、ある機関から別の機関に移すことです。


「搬送」とは?

鉄道、自動車、航空機などを用いて、目的地に届くようにするという意味です。

人が持って運ぶことではなく、届くようにするために交通手段を使用する場合をいいます。

道端で倒れている人がいたとします。

声をかけても返事がなく、意識がないようです。

まだ呼吸はしています。

早く病院に連れていかなければなりません。

そこで、救急車を呼びました。

救急車は倒れていた人を病院に連れて行ってくれます。

交通手段を使用して目的地に届くようにしているのです。

これを「病院に搬送する」などといいます。

何を目的地に届くようにするのか意味に含まれておらず、物が届くようにすることもいいます。

引越しをするときに、これまでの住まいから新しい住まいに、トラックを使って物が届くようにします。

これもこの言葉が意味する言葉です。


「運搬」とは

物品をあるところから別のあるところに持って行くことです。

持っていかれるものは物品で、人を別のところにやることではありません。

どのように持って行くのかは意味に含まれておらず、自動車や鉄道などの交通手段を使用する場合も、人が手で持って行く場合も意味します。

通信販売で商品を注文しました。

宅配業者は通販業者から荷物を受け取り、購入者のもとに届けます。

業者から購入者という別の場所に持って行っています。

この行為がこの言葉が意味するものです。

このときにトラックを使うでしょうが、トラック以外のものを使った場合もこの言葉が意味するものです。

「移送」と「搬送」と「運搬」の違い

「移送」は行政上の手続きや容疑者などを別のところに移すことです。

「搬送」は自動車や鉄道などの乗り物を使ってあるところから別のあるところに届けることです。

人について使うことが多くあります。

「運搬」は物品をある所から別のあるところに移すことです。

人には使わず、物品だけに使います。

まとめ

あるところから別のあるところに移動させるという意味合いが似ている3つの言葉ですが、移動させるものが何なのか、どのように移動させるのかという点に違いがあります。