「楽しい」と「愉しい」と「面白い」の違いとは?分かりやすく解釈

「楽しい」と「愉しい」と「面白い」の違い生活・教育

この記事では、「楽しい」「愉しい」「面白い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「楽しい」とは?

「楽しい」「たのしい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「明るく弾んだ気持ちである」という意味で、気持ちがすっきりと晴れて、うきうきとする様子のことです。

2つ目は「興味や関心を満たされて、心地良いと感じる様子」という意味で、気持ちが引き付けられてずっとそうしていたいと思う様子ことです。

上記に世共通するのは「明るい気持ちになる」という意味です。


「楽しい」の使い方

「楽しい」は形容詞として使われたり、副詞として「楽しく過ごす」などと使われたり、名詞として「楽しみが増える」「楽しさがある」などと使われます。

基本的に、明るく弾んだ気持ちになることや、興味や関心を満たされて嬉しい様子に使われる言葉です。


「楽しい」の例文

・『久しぶりに学生時代の親友と会い、楽しい時間を過ごす』

「愉しい」とは?

「愉しい」「たのしい」と読みます。

意味は「自分の内面から乗じる、明るく前向きで心が弾む状態」という意味で、自分自身で意識や考え方を変えることにより生じさせる明るい気持ちのことです。

上記で紹介した「楽しみ」との違いは、自分の内面から生じる明るい状態であるという点です。

「愉しい」の使い方

「愉しい」は形容詞として使われたり、名詞として「愉しみを見出だす」などと使われます。

基本的に、自分の内面の変化により生じる明るく弾んだ気持ちのことです。

ただし辞書に載っている言葉ではなく文語として使われ、一般的には「楽しい」と表記されます。

「愉しい」の例文

・『野に咲く花を見て何か愉しい気持ちになる』

「面白い」とは?

「面白い」「おもしろい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「興味をそそられる様子」という意味で、つい心が引かれる様子のことです。

2つ目は「つい笑いたくなる様子」という意味で、滑稽で笑ってしまう様子のことです。

3つ目は「すっきりと快く過ごすこと」という意味で、日常生活が明るく快活に過ごせる様子のことです。

4つ目は「普通と違っていてめずらしい」という意味で、ちょっと変わっていて目を引く様子のことです。

5つ目は「趣が深い」という意味で、風流で味がある様子のことです。

上記に共通するのは「興味を引く」という意味です。

「面白い」の使い方

「面白い」は形容詞として使われたり、副詞として「面白く仕上げる」などと使われたり、名詞として「面白さを強調する」などと使われます。

基本的に、つい興味をそそられる様子や、つい笑ってしまうほど滑稽な様子に使われる言葉です。

「面白い」の例文

・『中々面白い模様のカーテンだ』

「楽しい」と「愉しい」と「面白い」の違い

「楽しい」「明るく弾んだ気持ちになること」「興味や関心を満たされて嬉しい様子」という意味です。

「愉しい」「自分の内面の変化により生じる明るく弾んだ気持ちのこと、ただし辞書に載っていない」という意味です。

「面白い」「つい興味をそそられる様子」「つい笑ってしまうほど滑稽な様子」という意味です。

まとめ

今回は「楽しい」「愉しい」「面白い」について紹介しました。

「楽しい」「明るく弾んだ気持ち」「愉しい」「内面から生じる明るく弾んだ気持ち」「面白い」「つい興味をそそられる」と覚えておきましょう。