この記事では、「郊外」と「田舎」と「地方」の違いを分かりやすく説明していきます。
「郊外」とは?
都市に隣接している地域で、都市の勤務地におけるベッドタウンも郊外に含まれます。
ある程度交通はよく、鉄道で都市/都心へ向かうことが出来るケースもあります。
都市との境目の厳密な定義まではなく、地価の安さなどはある程度都市でない=郊外として判定できるポイントと言えるでしょう。
郊外であっても産業がまったくないわけではなく、工業団地などがあるケースも有り、郊外だけである程度生活が完結しているケースもあります。
郊外は土地的な余裕と一定の人口があるというバランスから、郊外型大型複合商業施設、大型ショッピングモールが設置されているケースもあります。
「田舎」とは?
都市部や郊外からさらに離れた土地を指し、土地の多くは山林、田畑であるなど住居ではないケースが多く、自然に囲まれた風景と表現することができます。
定義としては人家が少ないということが挙げられます。
交通の便はあまり良くなく、都心まで一本の電車で行けるケースは少なく、短い編成の本数があまり多くない列車が走っている地域ということができ、さらに鉄道も通っていない地域もあります。
人口3万人以上の基準がある市でも田舎と言える地域はありますが、人口が少ない村や町はより田舎であるとイメージしやすいでしょう。
土地の安さを生かして重機の置き場がある、倉庫があるなどが農業以外で目立つ産業といえ、個人経営の自動車整備工場が比較的多く存在します。
田舎は言葉として温かみのあるイメージ、自然に近いイメージがあり、飲食店の名称などに使われるケースもあります。
また、言葉として「実家」に近い使われ方をすることもあります。
「地方」とは
地域の区分という意味があり、北海道、東北、関東、中部、関西、中国、四国、九州という区分の仕方で使われますが、郊外や田舎と意味を比較した場合、首都以外の地域という意味合いが強く、関東、関西は入らない日本の大都市ではない都市区分ということになります。
仙台、名古屋、札幌あたりは大都市ですが首都ではない、東京から離れているとということで地方となります。
地方都市であっても新幹線で東京へのアクセスが良いというケースや観光だけでなく工業が発達しているケースもあります。
「郊外」と「田舎」と「地方」の違い
地方は首都、府ではない土地という意味で大都市であるケースも有り、その大都市に隣接している郊外の土地もあればそこからさらに離れた田舎があることもあります。
郊外と田舎は都市部からの距離とその場所の交通の利便性や人口規模などで判断でき、東京都でも少なくとも郊外と呼べる場所はあります。
郊外はショッピングモールがある場合が都市とも違う特徴と言えます。
まとめ
地方という言葉は都市の規模のニュアンスまでは含まれておらず、首都または大阪から離れているかという意味合いが強くなっています。
郊外は都市に隣接しているという意味で、田舎は郊外よりさらに都市から離れており、厳密なルールはありませんが人口や産業、地価などで判断することもできます。