この記事では、「気絶」と「居眠り」と「うたた寝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気絶」とは?
「気絶」とは、一時的に意識を失う状態のことを言います。
「失神」と同義語でもあります。
「気絶」する状況としては、怪我や病気による痛み、苦しみといったように肉体的な苦痛が原因となるもの、また非常に驚く、激しい悲しみ、怒りといったように精神的なショックによるものと二通りあります。
いずれにしましても「気絶」は一時的に意識がなくなるだけで死ぬわけではありません。
しかし「気絶」の際、頭を強く打つなどが命の危険となるのです。
「居眠り」とは?
「居眠り」とは、座ったままで眠ることを言います。
また、何か他の作業をしている最中にうっかり眠ってしまうといった意味がある為「居眠り」はどこか悪いイメージを持ちやすい言葉でもあります。
二通りの意味がありますのでどちらの「居眠り」の意味なのか、前後にある言葉から判断するようにしてください。
例えば「こたつで居眠り」「おじいさんは気持ち良さそうに暖炉の前で居眠りしていた」などと言う場合は前者の意味となります。
一方、「居眠り運転」「授業中に居眠りするな」「仕事をさぼって居眠りばかり」などと言う場合は後者の意味で使っています。
「うたた寝」とは
「うたた寝」とは、寝るつもりがなく、床に入っていない状態の時につい眠っていることを言い表す言葉です。
つまり寝床ではない場所で少しの間寝ていることとなります。
例えば、疲れたと思って横になった時、つい眠ってしまうということがあります。
これが「うたた寝」なのです。
「気絶」と「居眠り」と「うたた寝」の違い
「気絶」と「居眠り」と「うたた寝」の違いを解説します。
この三つの言葉は、意識がない状態になるという共通点があります。
しかし内容的に違いますので混同しないように気をつけておきましょう。
「気絶」は、肉体的、精神的に強いショック、苦痛を受けることで一時的に意識がなくなることを言います。
嬉しくて興奮状態になってそのまま「気絶」というパターンもありますが、精神的に強いショックという意味合いでは同じです。
「気絶」は自分の意思とは関係なく起こることですから、倒れる際に頭を強く打つなど命の危険もあることなのです。
「居眠り」は座ったまま眠る、何かをしている最中にうっかり眠るという意味になります。
状態として座っているということが特徴です。
「うたた寝」とは寝床、つまりベッド、布団ではない場所でしばらくの間寝てしまうことを言います。
家の中で「うたた寝」が起こりやすい場所としては、こたつ、ソファなどでしょうか。
最後にごく簡単に覚えやすくまとめますと「気絶は一時的に意識を失うこと」「居眠りは座ったまま眠ること、何かの最中にうっかり眠ること」「うたた寝は寝床ではない場所でしばらく寝ること」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「気絶」と「居眠り」と「うたた寝」の違いを解説しました。
「居眠り」と「うたた寝」は似た印象がありますが意味合いが違いますので混同しないようにしてください。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して、使い分けるようにしましょう。