この記事では、「開会」と「開催」と「開幕」の違いを分かりやすく説明していきます。
「開会」とは?
「開会」は「かいかい」と読みます。
「開会」は「会議や集会を始めること。
また始まること」という意味があります。
「開会」の言葉の使い方
学校の運動会の当日に、校長先生が、運動会が始まることを告げる挨拶をするとき、「校長先生による開会の挨拶が行われる」などという文章にできます。
「開催」とは?
「開催」は「かいさい」と読みます。
「開催」は、「集会や催し物を開き行うこと」という意味があります。
何かのイベントを開き行うときに、「開催」という言葉を使います。
「開催」の言葉の使い方
例えば、学校のPTAがバザーを開き行う場合、「PTAがバザーを開催する」という文章にできます。
また、株主総会を、企業が株主のために開き行う場合、「株主総会を開催する」と言います。
「開幕」とは
「開幕」は「かいまく」と読みます。
「開幕」は「舞台の幕が開いて、芝居などが始まること」という意味があります。
また「開幕」には「時期がきて、ある物事が始まること」という意味があります。
「開幕」の言葉の使い方
プロ野球のペナントレースが始まる時期が到来し、最初の試合が始まる時、「ペナントレースの開幕戦が始まる」などと言います。
また、演劇場に行き、開演する時間になり、幕が開いて芝居が始まる時、「芝居が開幕する」と言います。
「開会」と「開催」と「開幕」の違い
「開会」は「会議や集会を始めること。
また始まること」という意味があります。
一方、「開催」は、「集会や催し物を開き行うこと」という意味があります。
さらに、「開幕」は「舞台の幕が開いて、芝居などが始まること」という意味があります。
このように、3つの言葉とも、イベントや集会などが始まることを意味する言葉になります。
ただし「開会」は、「今まさに、イベントが始まること」を意味するのに対して、「開催」は、「イベントの主催者として、イベントを行うこと」を意味し、さらに「開幕」は、「芝居やスポーツイベントなどが始まる時期や時間がきたこと」を意味するように、それぞれの言葉には意味の違いがあります。
また、「開会」は「会議や集会」について使用する言葉なのに対して、「開催」は「イベント全般について」に使用する言葉であり、「開幕」は「芝居や、一定期間続くイベントについて」意味するという、使う場面における違いがあります。
そのため、「プロ野球」が始まる場合、「開会」という言葉は使いません。
「開催」と「開幕」を使いますが、主催者側の視点では「プロ野球を開催する」となり、ペナントレースが始まる時期が来たことを告げたい場合「プロ野球が開幕する」となります。
まとめ
「開会」と「開催」と「開幕」の違い3つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。