「追記」と「補足」と「追伸」の違いとは?分かりやすく解釈

「追記」と「補足」と「追伸」の違い生活・教育

文章を書いた後に、追加でさらに書きたい事がある時に使える言葉に、「追記」「補足」、あるいは「追伸」があります。

この記事では、「追記」「補足」「追伸」の違いを分かりやすく説明していきます。

「追記」とは?

「追記」とは、本文の後から、付け足して書き加えること、または書き加えたものを言います。

文章を書き終えてから、後で書き忘れてしまうことはあるものです。

そのような時に、文章を新たに書き直さなくても、「追記」として書き加えることで、用件を相手に伝えることができます。

また、本文と関連している内容でも、全く違う内容でも書くことができます。

「追記」として書く文章は、本文との文章の流れを考えたり、繋げる言葉を書かなくても済むので、付け加えやすいと言う利点があります。

「追記」の類語としては、「加筆」「補記」「注記」「別記」、または「付言」などがあります。


「補足」とは?

「補足」とは、付け加えて、不十分なところを補うことを意味します。

「補足」が使われている例文をいくつか挙げてみます。

『説明が不十分なところを補足する』、『補足的説明事項を読んでみる』、『健康食品を利用して、足りない栄養を補足する』「補足」と似たような言葉は、「穴埋め」「補充」「追加」「付加」、あるいは「充填」などです。


「追伸」とは?

「追伸」とは、手紙の本文を書き終えた後で、さらに付け加えて書く時の初めの言葉のことです。

また、その書き加えた文章のことを言います。

「追伸」を用いた例文をいくつか見てみましょう。

『追伸 寒さが厳しい時節柄、くれぐれもお身体をご自愛下さいませ』、『追伸 それではまた近いうちにお会いできるのを楽しみにしています』、『追伸 良かったら今度、我が家にもいらしてください』「追伸」の類似語は、「P. S. 」「PS」「追ってがき」「二伸」、他にも「末筆ながら」などが挙げられます。

「追記」と「補足」と「追伸」の違い

「追記」とは、本文の後から、付け足して書き加える、あるいは付け加えたもののことです。

「補足」は、付け加えて、不十分なところを補うことを言います。

また、「追伸」は、手紙の本文を書き終えた後、追加して書く文章、またはその初めの言葉のことです。

「補足」は足りない部分を補うという意味合いがあります。

一方、「追記」は後から付け足したいことを書き加えることで、その内容は特に決められてはいません。

さらに、「追伸」は本文とは関係がない内容や、自分の気持ちを伝えたいことなどを書く時に使われています。

これらの点がそれぞれ意味が異なると言えます。

まとめ

「追記」「補足」、あるいは「追伸」のそれぞれの言葉の意味を知ることで、文章の書き方などがさらに分かりやすくなったかもしれません。

日本語での文章は独特の伝え方があり、また、口語体と文語体では言葉が異なります。

難しいところもありますが、決まったフレーズを使うことで、文章を書きやすくなりますし、また、適切な文章を作成することができるようになるでしょう。