この記事では、「結論」と「考察」と「結果」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結論」とは?
「結論」は「けつろん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「考えたり話し合ったりして、最終的な判断をまとめること」という意味で、よく調べたり考えたり、話し合ったりした最終的な意見をまとめたもののことです。
2つ目は「倫理学用語で、推論の状態で前提から導き出された最終的な是非」という意味です。
上記に共通するのは「最終的な判断」という意味です。
「結論」の使い方
「結論」は名詞として「結論を出す・出した」「結論付ける」「結論からすると」などと使われます。
基本的に、考えたり話し合ったりして最終的な判断を下しまとめることに使われる言葉です。
「結論」の例文
・『話し合いの結果、2重のチェック体制を取るという結論に至った』
「考察」とは?
「考察」は「こうさつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを明らかにする為に、よく調べて考えをめぐらすこと」という意味で、細かく調べたり分析したりしてよく分かる様にすることです。
2つ目は「ある内容について細かく調べたり考えたりした上で、自分の意見も含めて答えを導き出し、発表すること」という意味で、ネット上などでマンガやアニメ、時事問題などについて良く調べて自分なりの判断を説明することです。
上記に共通するのは「よく調べて考える」という意味です。
「考察」の使い方
「考察」は名詞として「考察する・した」「考察を加える」「ネタバレ考察」などと使われます。
基本的に、自分で良く調べて考えをめぐらし、自分の意見も加えて答えを導き出すことに使われる言葉です。
「考察」の例文
・『人気漫画のこの先の展開について考察してみた』
「結果」とは?
「結果」は「けっか」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある原因や行動から生じた、最終的な状態」という意味で、あるものごとや言動により、その状態に導かれることです。
2つ目は「優れた成果や記録」という意味で、素晴らしい功績を出すことです。
3つ目は「ある事態により生じる最終的な状態」という意味で、副詞として使われます。
上記に共通するのは「最終的な状態」という意味です。
「結果」の使い方
「結果」は名詞として「結果が出る・出た」「結果を知らせる」「結果に通じる」「最終結果」などと使われます。
基本的に、あるものごとにより生じる、最終的な状態に使われる言葉です。
「結果」の例文
・『まずは結果を出してから文句を言うべきだ』
「結論」と「考察」と「結果」の違い
「結論」は「考えたり話し合ったりして最終的な判断を下しまとめること」という意味です。
「考察」は「自分で良く調べて考えをめぐらし、自分の意見も加えて答えを導き出すこと」という意味です。
「結果」は「あるものごとにより生じる、最終的な状態に」という意味です。
まとめ
今回は「結論」と「考察」と「結果」について紹介しました。
「結論」「最終的な判断」、「考察」は「考えて答えを導きだすこと」、「結果」は「最終的な状態」と覚えておきましょう。