ギターやピアノなどで音楽をやっているとどうしてもわかっていなければならないのがコード、つまり和音のしくみです、和音は通常アルファベット、記号、数字で表しますが、たとえば「C7」というのは4つの音で成り立っています。
それでは、この「C7」とはどういう意味でしょうか。
また、「CM7」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「C7」と「CM7」の違いを分かりやすく説明していきます。
「C7」とは?
「C7」とは、4つの音で構成されている和音の一つで、「ドミソbシ」という音のことを表すコードです。
ピアノで表すと4番目の音のみが黒鍵になります。
「C7」の7とは7度の音のことを言い、これはルートの音(この場合はド)を1度として1度ごとに1音高くなります。
「C7」は1度、3度、5度、7度の音なのですが、1度と3度の間には黒鍵が2つ、1度と5度の間には黒鍵が3つ、1度と7度の間には黒鍵が4つになります。
「CM7」とは?
「CM7」とは、「C7」とは、4つの音で構成されている和音の一つで、「ドミソシ」という音のことを表すコードです。
ピアノで表すとすべて白鍵になります。
「C7」は1度、3度、5度、7度の音なのですが、1度と3度の間には黒鍵が2つ、1度と5度の間には黒鍵が3つ、1度と7度の間には黒鍵が5つになります。
「C7」と「CM7」の違い
「C7」と「CM7」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの和音は、「C」つまり「ド」の音をルートとした4音のものであることは同じですが、4番目の音が違います。
つまり、前述のように、「C7」の4番目の音は「シのフラット」なのですが、「CM7」の4番目の音は普通の「シ」です。
これはピアノ鍵盤で見ればわかるように、黒鍵と白鍵の違いなので、響としてはかなり違います。
感覚としては「CM7」の流麗な響きに対して、「C7」はなんとなく不安定で儚げな感じがします。
まとめ
この記事では、「C7」と「CM7」の違いを、解説してきました。
4つの音で構成された和音は原理的にはこの2つ以外にもあって、たとえばよく使われる「Cm7」は2番目の音(3度の音)がメジャーのもの、「Cm7-5(Cm7フラット5)」は、3度の音は「Cm7」と同じで3番目の音(5度の音)がフラットの和音のことです。
他にもたくさんあるので、色々調べてみるのも楽しいでしょう。